息子は皮膚が弱いのでなるべく日光に当てないように…
と言われているものの
夏と言えば海。
去年は行かなかったが、今年は…行きたい。

勿論私も日焼けは怖いので
紫外線が強烈な時間は避けて…と考えている。

で、友達に聞いた。

「この辺りだと○○って海水浴場が有名だよね」

すると友達は妙な顔をする。

「そうなんだけど、あそこは地元民は行かないよ…」

何やら含みがありそうだ。

「出るのよね、幽霊」

キ、気、木、期、ｷﾀ━(ﾟ∀ﾟ)━!
夏と言えば、海、スイカ、オバケ。

「で、出るの？」
「うん。だから特に家族連れは別の場所で泳ぐよ。
　あそこは引き込まれやすいんだ。
　自殺の名所でもあるしね…」

どうやら一年に数名自殺者がおり
わざわざ県外からもやってくるとか。
それに、地形的に余所の自殺者の死体も
流れてきやすい…らしい。

「なるほど…それは確かに陰鬱な感じねぇ…」

幽霊はともかく、泳ぎに行って水死体と対面したくないなあ。

その海岸は遠浅で砂でキレイに整備もされ、美しいようだ。
おそらく…だが「引き込まれる」事故も
離岸流の発生に巻き込まれたのではないかと思う。
それを本能的に知っている地元の人は
敢えてそこで泳がないのではないだろうか？？？

と思ったのだが
それを友達に言うほど空気を読めないワケではないので
「うーん、怖いねぇ…他にいい場所ある？」
と別の海水浴場を教えてもらった。

今年は何とか海に行きたい。
砂浜でバシャバシャしたい。
しかし全身黒尽くめで完全防備したオバサンがいると
それはかなり「空気読めてない」よなあ。