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from: マスター次郎さん
2009/07/30 16:58:14
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ある男性のお客様からの話
もうすぐ二歳の息子がいろいろしゃべるようになってきたんだ。
最近おもちゃで遊びながら
「は〜い、は〜い、は〜い、おっけー」
って何度も言うんだよ。
家族みんなで
「なんだろうね?テレビの子供番組の真似かな?」
って考えてたんだけど、この前車で外出したときに、答えが分かったよ。
ガソリンスタンドの誘導の声だった。
そう言えば息子が手にしてたおもちゃは、自動車が多かったよ。
車だから「ぶーぶー」っていう擬音しか思い付かないなんてのは、大人の貧困な発想だね。(笑)
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from: マスター次郎さん
2009/07/30 01:14:16
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ある男性のお客様からの話
俺の嫁さんはろうあ者でね、初めて俺と会ったときにはもう耳が全く聞こえなかったんだ。
まだ恋人関係だった頃、向こうを向いてる彼女を背中からから抱きしめて、
「愛してる」
って言ってみたんだ。
彼女には俺の言葉は全く伝わらなかったはず。
だけど彼女は振り向いて、手話でこう言った。
「私も」
その時、結婚を決意したんだ。
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from: マスター次郎さん
2009/07/27 02:48:25
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ある男性のお客様からの話
こないだ嫁と息子を連れて、京都に観光に行ったんだ。
息子はもう中学生だから、「別に俺は行かなくてもいいんだけど」なんて言ってたけどね。(笑)
清水寺へ行こうと市バスに乗った時の話。
バスはわりと空いてて、全員が座れる程度の客数だった。
優先席が一つあいてたから、息子はそこに座ってたんだ。
そしたらある停留所で乗ってきた婆さんが、すたすたと一目散に優先席に向かって行って、息子に向かって
「若いもんがこんなとこに座るんやない!!」
って言ってどかせて、自分がどかっと座った。
そんなに大声上げなくても、そこそこ常識的な息子だから、老人が近くに来りゃあ席くらい譲ったと思うんだけどな。
そしたら次の瞬間、バスの運転手が振り向いて
「今、なんて言うた!!」
って、その婆さんをにらみつけたんだ。
婆さんはびっくりして返事できなかったみたいなんだけど、運転手はもう一回
「今、なんて言うたんや!!」
って追い討ちをかけてね。
婆さんが
「・・・すみませんでした」
って謝って、ようやくバスが出発したよ。
息子は「面白い運転手さんだね」って笑ってたけどね。
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from: マスター次郎さん
2009/07/24 00:10:03
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ある男性のお客様からの話
昔俺が学生の頃、ラーメン屋でバイトしてた時の話なんだけど
俺バイトするの初めてっだったからわからない事だらけでさ、いろんな事店長に優しく教えてもらってたんだ。本当に優しい店長だったよ。
それでバイト初めて2ヶ月ぐらいたって結構慣れてきた頃に、いかにもって感じのギャルカップルが店に来たんだよ。
それで店長がラーメン作って出したら、そのカップルの女の方がネギが嫌いらしくて
「うっわネギ超入ってるしー まっず!」
みたいな事言い出したんだよ。
しかもあからさまに外に聞こえるように言ってんだよ。
そしたら彼氏の方も一緒になって
「だよなーマジここのラーメンまじーし」
みたいな事を大声で言い出してさ。
俺が作ったのなら我慢できるけど、店長の作ったラーメン馬鹿にされて、もう我慢の限界だったから、そいつらに言ってやったんだよ。
「ネギ嫌いなら作る前に言えばいいだろ!まずいまずい言うなら帰れよ!!」
って。
そしたら俺は店長に
「お客様には言っていいことと悪いことがあるだろ!!」
って、今までにないくらい本気で怒鳴られたんだよ。
で、そのギャルカップルは店長の迫力にビビってすぐに帰っていったんだよ。
俺は店長にあんなに怒鳴られた事無かったから、謝ろうと思って店長の顔見たらさ、おんなに怒ってたのにいつの間にか微笑んでたんだ。
それで俺がキョトンとしてたら、店長が言ったんだ。
「あれは言っていいことだ」
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from: マスター次郎さん
2009/07/24 00:07:45
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ある女性のお客様からの話
昔、アイスクリーム屋でバイトしてた時のことなんだけどね。
小学校1〜2年くらいの女の子が、アイスクリームを買いに来たのよ。
首からお財布を下げてね。
自分のお小遣いで買いに来てたみたい。
ストロベリーとチョコクッキーのダブルのアイスを嬉しそうに持っていったんだけど・・・すぐに暗い顔で目に涙を浮かべて戻ってきたの。
あぁ、アイスを落としちゃったんだなってすぐに分かったわ。
高級感を売りにしてるアイスクリーム屋だったから三百何十円ぐらいするアイスでね。
その子にとってはすごく思い切って買ったんだと思うの。
どうしても食べたかったのか、その子は
「アイス下さい」
ってもう一回注文したの。でも
「ストロベリーだけでいいです」
って言うのよ。
さっき買った分で、もうあまりお金が残ってなかったのね。
「アイス、落としちゃったの?」
って聞いたら、こっくりうなずいたから、もう一度ストロベリーとチョコクッキーのアイスを渡してあげて
「お金はいいわよ。今度は落とさないでね。」
って言ったら
「ホントにいいの?」
って確かめた後、とっても嬉しそうに帰って行ったわ。
アルバイトする側としては、ああいうお客さんばっかり来て欲しいわね。(笑)
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from: マスター次郎さん
2009/07/20 11:23:56
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ある男性のお客様からの話
麻生政権もいよいよ終わりだねぇ。
麻生首相といえば、娘の誕生日を祝うために、外国閣僚との夕食会を途中退席したことがあるんだよね。
それを「総理失格だ」とか書いて叩いてるタブロイド紙もあったっけ。
その夕食会はね、ちゃんとホスト役に二階経産大臣がいて、首相はちょっと挨拶のために出席しただけなんだよね。
各国の閣僚も首脳クラスじゃなくて大臣クラスだし、本来の会議とは別の懇親のための夕食会だし、首相が途中で退席するのは別におかしいことでもなんでもないわけ。
実際、各国の閣僚には拍手で送り出されたそうだよ。
何でもかんでも言いがかりをつけて首相をこき下ろそうとするマスコミや、それに情報操作されてしまった人たちを、麻生さんはどう見てるんだろうね。
別に麻生総理の肩を持つ気は無いし、実際彼には失政や失言も多々あったと思う。
でも、家族を大事にするだけの人情がある首相だったということくらいは、覚えておいてもいいかなって思ってるんだ。
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from: マスター次郎さん
2009/07/18 09:02:56
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ある男性のお客様からの話
俺んち、ペットショップなんだ。
昨日男の子が一人店に入ってきて、子犬を見てた。
最初はショーウィンドウの中の子犬を見て回ってたんだけど、しばらくして店の奥に1匹だけ足をひきずりながらあるいてる子犬がいるのに気づいたらしい。
「おじさん、あの子犬はどうしたの?」
って男の子が聞くから
「生まれつき足が悪くて、たぶん一生治らないって獣医さんに言われたんだよ。」
って教えてあげたんだ。
そしたら
「ぼく、この子犬がいい。この子犬をちょうだい!」
って言うんだよ。
「坊や、よしたほうがいいよ。もしどうしてもこの子犬がほしいって言うなら、ただであげるよ。どうせ売れないから。」
って言ったら、男の子は怒ったようににらみつけて言うんだ。
「ただでなんかいらないよ。おじさん、この犬のどこがほかの犬と違うのさ?ほかの犬と同じ値段で買うよ。時間がかかっても必ず払うから。」
「だって、この子犬は普通の犬みたいに走ったりジャンプしたりできないから、坊やと一緒に遊べないんだよ。」
そしたら、男の子は黙ってズボンのすそをまくり上げた。
その左足には、義足がはめられてたんだ。
男の子は優しい声で言ったよ。
「きっとこの犬は、自分の気持ちがわかってくれる友だちがほしいと思うんだ。」 -
from: マスター次郎さん
2009/07/17 02:06:57
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ある男性のお客様からの話
結婚はしてみなければ分からないってよく言うよね。
それは正しいと思う。
だからこそ、結婚してみた結果「失敗だった」って分かった時のことも考えておいた方が良いと思うんだ。
失敗だった時の覚悟ができてる人は案外少ないね。
で、結局うまく行かなくなった時に、いやというほど傷つけ合って、ボロボロになってる人もたくさんいる。
ちょっと寂しい話だけど、「ひょっとしたら幸せになれないかも」って少しでも思ってる人の方が、いざという時のダメージは少なくて、人生トータルではそういう人が幸せになれるんじゃないかなぁ。
自分の明るい未来を信じて疑わない人ほど、トラブルに弱いというか…
本当に寂しい考え方だとは思うけど。 -
from: マスター次郎さん
2009/07/15 13:43:04
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ある女性のお客様からのお話
マスター、私のこと覚えてる?
帰省するたびにこの店に寄らせてもらってるの。
マスターはこの地元の人じゃないんだよね。
じゃあ知らないかもしれないけど、私が中学校へ通ってた頃、ここの近くに「開かずの踏切」があったの。
その踏切は私の中学校の通学路でね。
開かずって言っても5分くらいなんだけどね、一度その5分に引っかかったら、猛ダッシュしないと学校に間に合わない嫌なタイミングで締まるのよ。
もっと早く家を出ればすむことなんだけど、それがなかなかね。(笑)
でね、その踏切に引っかかったとき、踏切の向こう側にいつも私と同い年くらいの男の子がいたの。
踏切が開くと、私もその男の子も猛ダッシュですれ違って、お互い反対の方向へ走っていくわけ。
何十回もすれ違ったからその子の顔覚えちゃった。
多分向こうも私のこと知ってたと思う。
そのうちに、その踏切のすぐそばに、高架橋が出来ることになったの。
高架橋が少しずつ出来ていくのを見ながら、私は「あの男の子と高架橋ですれ違ったら『おはよう』って声をかけてみようかな」って思うようになった。
なぜかは分からないけど、何となく親近感があって、話してみたいなって思ったから…。
そして、いよいよ高架橋の完成が近づいた時、いつものように踏切に引っかかって開くのを待ってたんだけど、男の子が現れなかったの。
たまたまかなって思ってたんだけど、次に引っかかった時も、その次も、男の子はいない。
こんなに立て続けに会えないこと今まで無かったから、どうしたんだろうって不安になってね。
結局それから一度も会えないまま、高架橋は完成したわ。
その後も、その男の子とはそれっきり会えなかった。
帰省するたびに、大人になったあの男の子とばったり会うんじゃないかって、なぜか少しワクワクしてしまうのよ。
二人して「あ、あの踏切の人!」って指差しあう光景を想像して、ちょっとニヤニヤしちゃうのね。
自分でも変だと思うけど。 -
from: マスター次郎さん
2009/07/13 00:15:59
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ある男性のお客様からのお話
俺の同期の友達の話なんだけどね。
二年前、奥さんに先立たれてさ。
それ以来、二人の子供を男手ひとつで育ててるんだよ。
毎日朝子供を送り出してから出社して、会社でフルタイム働いて、仕事が終わったら家に飛んで帰ってる。
残業しなくて済むように、昼休みも飯食いながら仕事こなしてるよ。
本当によくがんばってるなぁって思う。
酒が大好きな奴だったんだよ。
けど、ここ二年は一度も飲み会に来たことが無い。
帰りにちょっと一杯なんてこともなくなった。
家でも全然飲まないらしい。
でも我慢してるわけじゃないんだってさ。
変な話だけど、生活が充実してて、酒なんか飲む必要が無いらしい。
何となく分かる気はするけどね。
俺もこうして飲んでばかりいる場合じゃないかな。(笑)