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from: マスター次郎さん
2009年09月23日 20時10分03秒
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ある医師のお客様からの話
当時私は難病の女の子を担当していた。この女の子の病気を治す唯一の方法は、5歳の兄からの輸血しかなかった。兄は同じ病気を奇跡的にも乗り越えて、免疫体を持
当時私は難病の女の子を担当していた。
この女の子の病気を治す唯一の方法は、5歳の兄からの輸血しかなかった。
兄は同じ病気を奇跡的にも乗り越えて、免疫体を持っていたからね。
私は、5歳の兄にわけを説明してから、妹に輸血してもよいかどうか尋ねた。
男の子はちょっとためらってから、
「血をあげるよ。妹が助かるのなら!」
と答えたんだ。
その子は妹のベッドのそばに横たわって輸血をしながら、妹の顔色をみて満足そうに微笑んでいた。
でも、しばらくすると、だんだんその微笑みが消えて、顔をこわばらせ、青ざめてきた。
そして、震える声で僕に尋ねたんだ。
「……いつ、ぼくは死ぬの?」とね。
男の子は、私の説明をよく理解していなかったらしい。
輸血とは自分の血を全部あげることだと思って、「いいよ」と答えたんだ。
彼は決死の覚悟で妹を守ったのさ。
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from: マスター次郎さん
2009年09月23日 01時43分00秒
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ある男性のお客様からの話
なぜ日本にはレディファーストが根付かないかについてゼミで討論した事があるんだ。ちなみにそのゼミの教授は女性ね。しかも、茶道華道ともに師範の免許を持つ人
なぜ日本にはレディファーストが根付かないかについてゼミで討論した事があるんだ。
ちなみにそのゼミの教授は女性ね。
しかも、茶道華道ともに師範の免許を持つ人。
例によって女子学生たちは日本男性批判と想像上の外国人紳士崇拝の言葉を並べていたんだけど、30分ほどたった頃、教授が静かに言ったんだ。
「レディーが絶滅しつつある日本ではレディーファーストを普及させようがありません」
「自らレディとならずして、レディ扱いを求めるのは常軌を逸しています」と。
女子学生達はその後、ひとことも喋らなかったよ。
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from: マスター次郎さん
2009年09月13日 11時10分47秒
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ある女性のお客様からの話
孫が「将来お医者さんになりたい」って言うもんだから、「あなたが生まれる前、おばあちゃんは看護婦さんしてたのよ」って言ったのよ。そしたら「えーっ、そんな
孫が
「将来お医者さんになりたい」
って言うもんだから、
「あなたが生まれる前、おばあちゃんは看護婦さんしてたのよ」
って言ったのよ。
そしたら
「えーっ、そんなはずないよ。看護婦さんってもっと綺麗な人がなるんだよ」
だって。
確かに孫の行きつけの小児科の看護婦さんは、綺麗でやさしそうな人が多いのよね。
あぁ、そうか、だからお医者さんになりたいなんて言ったのかって納得したわ。
孫の夢を壊してしまったかしら。(笑)
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タッチ、
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from: マスター次郎さん
2009年09月10日 14時11分19秒
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ある女性のお客様からの話
親戚のおばさんの話なんだけどね。そのおばさんはとある宗教の敬虔な信者で、その宗教のためなら命を捧げてもいいというような感じの人だった。働いたお金の大半
親戚のおばさんの話なんだけどね。
そのおばさんはとある宗教の敬虔な信者で、その宗教のためなら命を捧げてもいいというような感じの人だった。
働いたお金の大半を注ぎ込んでいるから、もちろん家も貧乏で、服装も食事も暮らし自体が明治時代か?と思うくらい質素なんだ。
それでもそのおばさんは今世を苦労することで前世の因縁が解かれるとか何とかで、いつも明るく、幸せそうに暮らしていたし、周りの評判も何故か良かった。
でも実はそのおばさん、胃癌だったんだよね。そんな素振り微塵も見せなかったけど。
手術したら治るかもしれないのに、あえて放棄したらしい。
「これが自分の運命であり、神様が与えた最後の試練だから」っていう理由で。
結局入院もせず、自宅で逝った。
苦しいはずなのに、終始笑顔だったって。
最後の言葉も「これで因縁を果たすことができる…皆ありがとう。幸せでした」だったらしい。
欲も全くなくて、自分の楽しみなんて一切なかったであろうおばさんの人生は、本当に何の意味があったんだろう。
幸せの価値観なんて人それぞれ違うけど、私にはおばさんの幸せが理解できなかった。
幸せって、何なんだろうね。
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from: マスター次郎さん
2009年09月06日 02時28分22秒
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ある男性のお客様からの話
最近一番がっかりしたこと・・・?そうだなぁ。「ナンバー1にならなくてもいい」っていう歌が大ヒットしたことかな。人間、ナンバー1を目指す気持ちがなくなっ
最近一番がっかりしたこと・・・?
そうだなぁ。
「ナンバー1にならなくてもいい」
っていう歌が大ヒットしたことかな。
人間、ナンバー1を目指す気持ちがなくなったら終わりだよ。
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from: マスター次郎さん
2009年09月04日 23時33分23秒
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ある女性のお客様からの話
ヨハネスブルグ発の満席の飛行機に乗ってたときの事なんだけどね。白人中年女性の乗客が「ちょっとスチュワーデスさん!席を変えてちょうだい!」って叫んでたの
ヨハネスブルグ発の満席の飛行機に乗ってたときの事なんだけどね。
白人中年女性の乗客が
「ちょっとスチュワーデスさん!席を変えてちょうだい!」
って叫んでたの。
乗務員が
「何かありましたか?」
って聞いたら
「分からないの?黒人なんかの隣には座りたくないのよ! こんな人迷惑だわ!」
だって。
女性の隣には、黒人の男性が憮然とした顔で座ってた。
「お客様、少々お待ち下さいませ。空いている席を確認してきます。」
と言って乗務員は足早に立ち去り、周囲の乗客たちはざわざわと不穏な空気になって…。
しばらくして戻って来た乗務員が言ったの。
「お待たせしました。ファーストクラスにひとつ空きがありますので、どうぞそちらへ。 本来ならこういうことはできないんですが、隣の席がこんな人では確かに迷惑でしょうと、機長が特別に許可しました。さ、どうぞ。」
って。
白人女性にではなく、黒人男性に向かってね。