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創価学会あれこれ

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  • from: 改革フォーラムさん

    2012年02月26日 18時51分45秒

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    「Re:池田大作 日本経済乗っ取りの野望」
    創価学会からの「離脱」をはかった私
    私は、かかえている事件の早期解決に奔走した。  まず、四月末、妙信講との間に訴訟上の和解を行い、最終解決した。  松本勝彌事件については、「宗教上の問題であるから、裁判所は訴えを門前払いすべきである」という主張一本にしぼり、その裏付けのためアメリカ(ハーバード大学、有力ローファーム)、ドイツ(ベルリン大学等)、フランス(パリ大学等)、イギリスへ行き、学説や判例を集め、また、世界的な憲法学者の鑑定書を集めた。  国内でも、有力な学者に鑑定を依頼した。後に、細川内閣で法務大臣を努めた、東大の三ヶ月章教授もその中の一人であった。  こうした努力のおかげで、松本勝彌裁判は、後に、最終的に勝訴した。  五月初めにホテルオークラで行われた、日達上人らを招いての会食で、池田大作は、  「妙信講問題は、山崎弁護士の獅子奮迅の戦いで見事解決した」 と、私をほめたたえた。  だが、池田大作と日達上人の、にこやかな談笑のなかにも、どこかヨソヨソしさがただよっていたし、池田大作の、私を見る目にも、いまいましさがあった。  この頃から、池田大作と創価学会首脳の私に対する態度は、それまでの“身内”扱いから、“客人扱い”へと変わり、ギコチなくなってきた。  言葉はていねいに、扱いはてい重にされるのだが、しかし奥座敷には入りにくくなった。  私は、妙信講問題の終了とともに、かかえていた情報師団の主力メンバーを、北条浩氏のもとに戻した。  彼等は、竹岡誠治、北林芳典を中心に再編され、野崎勲、八尋頼雄副会長の支配下に入り、後に、私に対する情報・謀略を担当することとなった。  私に残されたのは、「月刊ペン事件」と富士宮墓園造成事業、創価大学と創価学園の諸問題、それに、東洋物産の不祥事から派生した“シーホースの処理”くらいのものである。  他の日常的なことは、既に河上覃雄氏、岩住俊典氏らに一任していたから、私の足は次第に学会本部から遠のいた。



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  • from: 改革フォーラムさん

    2012年02月26日 18時48分04秒

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    「:Re:池田大作 日本経済乗っ取りの野望」
    進退をかけて宗門攻撃中止を働きかける
    翌日、学会本部で北条浩氏に会った私は、単刀直入に、  「担当している一切の仕事から手を引きたい」 と申し入れた。  何事かと驚く北条氏に、  「今のような、見境のない宗門攻撃を続けていたら、宗門側も耐え切れなくなって、なりふりかまわず反撃します。既に、各地にその兆しが見えます。  妙信講問題も、松本勝彌の裁判も、宗門との協力関係の上で対策が組み立てられていますから、両者手切れになったら、裁判の方は総くずれになります。  創価学会に対抗するため、もし、宗門と妙信講が手を結んだらどうなりますか。  『正本堂は、事の戒壇ではない』 とはっきり定義されたら、松本勝彌の主張が通ってしまいます。  マスコミがさわぎ、その他の諸々の事件も息を吹きかえして、収拾がつかなくなる。  そうなると、私には解決の自信がないから、やめさせてください」 と言った。  どうしたら良いか、と尋ねる北条浩氏に、これ以上、宗門側を追いつめるのは得策ではないから、恩を売る形で攻撃をやめるよう、進言した。  「幸い、まだ、マスコミは動いていません。ここらでひとまず矛をおさめて、いずれ妙信講問題も、松本勝彌訴訟も、また、月刊ペン事件も、もうすぐ片がつく見通しだし、それから、また始めても良いではないですか」  北条浩氏は、首脳を集め、私の強い進言ということで、攻撃中止をはかった。  皆、心の中では、日蓮正宗攻撃をいやがっていたから、すぐにまとまった。その上で、池田大作に進言した。  池田大作も、どこまでやるか、日達上人を退座にまで追いつめられるか、自信がなかったところであったから、同意せざるをえなかった。  それに、強行すると、私が“仕事を投げ出す”と言っているため、この提案にさからえなかったのである。  その後、前述のように、池田大作が  「猊下がすべて悪い」 と言うのに対し、日達上人が私と打ち合わせた筋書どおり頭を下げられた、という段階を経て、第二次日蓮正宗攻撃は終わった。  秋谷栄之助副会長だけが、  「もう少しで日達上人をやめさせられたのに」 と未練げに言ったが、私は腹の中で“今に泣き面かくぞ”と、せせら笑った。  この年、三月から六月にかけて、池田大作は、日蓮正宗首脳や僧侶に対して、しきりにご機嫌取りを行なった。しかし、“経済封鎖”だけはゆるめなかった。  



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  • from: 改革フォーラムさん

    2012年02月26日 18時46分37秒

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    「Re:池田大作 日本経済乗っ取りの野望」
    私に対する日達上人の働きかけ 「このままでは御先師方に申し訳ない」 日達上人、反撃を御決意
    同年二月の末頃、日達上人から私に、秘密会談の申し入れがあった。  当時、文京区西片町にあった管長宅(大石寺出張所)へ、密かに出向いた私を、自らスキヤキ鍋でもてなしてくださった日達上人は、この数年、日蓮正宗のために好意的に働いてきた私の労をねぎらわれた上で、  「現在、御承知のとおりの事態で、困り果てている。貴方の御尽力のおかげで、正宗と学会はやっと元のサヤにおさまったと思って安心していたのに、今の池田大作の所為は気が狂ったとしか思えない。学会には、誰か池田を諫める人はいないのですか」 と切り出された。  「“今年から、俺のやりたいようにやらせろ、失敗したら、また、後をたのむ”とクギをさされていて、私には口をはさむことができません。今は見ている他ないのです。また、仲直りするときは私のところへ言ってくるのでしょうが……」 と答えると、  「それでは、笹川良一さんとか、誰か力のある人にたのんで、たしなめてもらうわけにはいかないだろうか」 と、重ねて相談された。  「そういう人に言われても、従うような池田先生ではありません。また、自分が世界で一番偉いと思っている人だから、そういうことを言える立場の人はいません」 と言上すると、  「やはりそうですかねえ」 といって、ため息をつかれた。 「このままでは御先師方に申し訳ない」 日達上人、反撃を御決意  しばらく、黙々とスキヤキを食べていたが、食事も終わるころ、日達上人は、威儀を正されて、  「自分としては、私情を殺して広宣流布のためと思い、先師方の後を継いで創価学会を立ててきた。宗内の異論を切り捨ててまで、池田さんには誠意をつくして協力してきた。  それが、ここまで日蓮正宗をふみつけにされては、いよいよ腹を決めるしかありません。私も歳だが、このままでは、霊山に行って歴代の御先師方に会わせる顔がない。根性のある僧侶と、根性のある信者を頼りに、ひとつ戦うしかありませんな」 と述べられ、  「山崎さん、あなたとこうなったのも御仏縁だ。どうか、日蓮正宗のために力を貸してください」 と、私ごとき者に頭を下げられた。  池田大作は、いろいろな欠点やクセのある人だが、私をとり立て、重用し、他の幹部がやっかむほど可愛がった。  当時、創価学会での役割にうんざりして、何とか後をにごさないよう、創価学会から抜け出そうと動きはじめた最中でもあり、正直いって、これ以上、やっかいなことにはかかわりたくなかった。  また、池田大作と創価学会の恐ろしさ、手強さは、私が一番良く知っている。池田大作を相手に、追いつめられた日蓮正宗に加担して、余り勝ち目のない戦さをするなんて、その時の私にとっては、思っただけでも身ぶるいがした。日達上人は老齢の上、心臓病が思わしくなかった。  しかし、目の前に、私を信頼してここまで率直に仰せくださる御法主上人のお姿がある。  私の脳裏には、入信以来のいろいろな場面が走馬灯のように浮かんだ。親しい首脳や幹部の顔が浮かんだ。  私の親族や友人も、ほとんど折伏して創価学会員となっている。  池田大作と戦うことは、私にとって、生活の基礎と、人間関係の九割以上を失うことを意味する。  だが、私は、池田大作を信仰して創価学会に入ったわけではない。大御本尊を信じ奉り、御本仏日蓮大聖人を信じ奉り、正行の題目をとなえるために日蓮正宗の寺院で御授戒を受け、創価学会員になった。その信仰の中で、いろいろな体験もしてきたのである。  このとき、私は、打算や計算、利害といった考えを捨て、純粋に自分の心の奥にあるものに問いかけ、決心した。すべてを捨て、生命もなげ打って日蓮正宗を守って来た先人のおかげで法灯は連綿として守られ、そのおかげで私も、信仰につくことができた。今は私が身を投げだす時なのだろうか。  「わかりました。当面の“つるし上げ”や攻撃は何としても止めさせるよう、私の一身をかけて何らかの手を打ちます。  しかし、長い目で見た時、御宗門と学会の間には、重要な点でどうしても相容れない部分があることは、猊下も充分御承知のことと思います。  そのことを踏まえて、将来、“自立”することもやむを得ずとのお覚悟で御判断なさるべきではないでしょうか。  ただ、御宗門としては、今後、あくまで、法門と信仰のあり方、伝統の原点に立って、大義名分をしっかり立てられて行動なさるのがよろしいと思います」  日達上人は、何度もうなづかれた。  その後、  「当面は、何を言ってきても、柳に風で受けながし、頭を下げて、時をかせぎ、態勢をつくってから反撃する」 というお考えをうかがい、西片町のお宅を退去した。



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