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from: 改革フォーラムさん
2011年07月05日 23時00分37秒
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週刊新潮
創価学会関連サイトが妙観講に謝罪した深謀遠慮の裏側
日蓮正宗の信徒団体である「妙観講」が、対立の続く創価学会の関連サイトを相手取って損害賠償請求を起こした。当然激しい応酬が予想されたのだが、サイト側は早々に「手打ち」を選んだという。一体、どんな事情があったのか。
問題となったのは「ゴルゴとマリア」なる名前のサイト。先日から、以下のような文章が掲載されている。
〈当ホームページにおいて、虚偽の事実もしくは何の裏付けもとれていない事柄を掲載したことにつき、(中略)深く謝罪するとともに、(中略)妙観講の名誉を毀損するような情報を公開しないことを確約いたします〉
日蓮正宗の関係者が言う。
「このサイトには、妙観講をはじめ創価学会と敵対する相手を中傷する内容の怪文書が片っ端から掲載されていました。妙観講がプロバイダに要請していた情報開示が昨年11月に認められ、サイト運営者の名が判明したのです」
その正体は、創価学会の東京地区のさる幹部であった。妙観講は翌月、名誉を毀損されたとしてこの男性を相手取り、東京地裁に1160
万円の損害賠償を求めて提訴したのだった。
「中には数十年も前の怪文書もあり、その収集力は明らかに個人の域を超えていた。運営には学会が組織的に関与しているとみられていましたが、ほどなく被告の弁護士から和解の申し出があり、結局6月下旬、先方が謝罪文を掲載してサイトを閉鎖し、解決金を支払うという条件で和解が成立したのです」
日頃、「仏敵」には容赦のない創価学会らしからぬ〝物分かりのよさ〟ではないか。
守りの姿勢
「今回、被告側が早々に和解を申し入れてきたのには、2つの理由が考えられます」
解説するのは、ジャーナリストの乙骨正生氏である。
「まず、裁判で学会としての不法行為責任を問われることを懸念したのでしょう。過去にも妙観講に対する中傷ビラが撒かれたことがありましたが、08年には東京高裁判決で『創価学会のいずれかの組織を構成する相当多数の学会員がその意思を通じて関与していたものと推認することができる』と指摘されています」
02年には、NTTドコモの通信記録が不正に引き出される事件が発生。07年の一審判決では学会幹部の関与が認定されている。
「こうした流れの中、さらに今回も関与が認められれば、『なぜこんな反社会的な団体が宗教法人として税制上の優遇を受けられるのか』という議論が必ず起こります。そのリスクを減らすためにも、和解できるケースは早く終わらせるというのが学会の本音だと思います」
さらなる重大要因として、
「背後には、名誉会長の健康問題があります。かりに『Xデー』ともなれば、内部が大混乱に陥るのは必定。権力闘争はもちろん、争いに敗れた人間が告発者となって大量に外に出る可能性もある。そうした事態を想定し、敵対集団をなるべく刺激しないよう、保身に走っているのだと思います」
創価学会広報室は、
「当会は(今回の裁判自体を)承知しておりません」
と、あくまで関係を否定。その深謀遠慮は、まるで虹の彼方にまで及びそうな不気味さを帯びているのだ。
『週刊新潮』平成23年7月7日号-
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