ドライ・アイに犯された瞳の奥が

雨粒に濡れたフロントウインドゥを羨ましくみつめてる

退屈な夏の終わりの夜は少し遠くの川のそばまでゆっくりドライブ

星のない夜空にちょっとだけ回り道してると

つめたく光る点滅信号も優しくボクを誘うように

明日の笑顔に時間も傾く。

忘れていた言葉を
なにげない言葉を
心に残った言葉を

いつか君に送ります。

窓を揺らす風のいたずら
空に描いた雲の落書き
明日を占う夕日のきまぐれ


ボクはいつも戸惑うばかり。

想い描く未来の姿はボクと君の秘密の約束。

いつも笑顔が似合う君も今夜はなぜかご機嫌ななめ。
だらしなくもたれかかって夢を語っても、時間の波が邪魔をして
二人の心もゆらゆら揺れる
悲しいことは三日月の陰に置いてきて
もっと話を聞いておくれ

公園の白い噴水を横目に
上り坂の途中にある交差点を曲がったら
君に会える気がしてた

クリームソーダーのミドリの泡にも
君の気持ちを占えば
ピンクのすましたストローが
傾きながら僕を励ます

明日がみんなにとっていい日でありますように。

人生観と価値観の違いで出来る隙間は
「思いやり」で埋めましょう。
きっとデコボコでトゲトゲの危ない道も
少しは歩きやすくなるでしょう

涼しい風が連れてきた
灰色の雲

長旅の疲れを癒してくれる
虫の声

つないだ手をゆっくり辿れば
小さく揺れる君の寝顔と
窓にもたれた黒い髪

白っぽい空色と
緩い波の水色が融け合うるように混ざる静かな時間。

砂浜の流木が物語る時間を楽しむ静かな時間。

目覚めを告げる鳥を見ると
乾いた東の空が躊躇いながら朝を運ぶ。

ゆっくり進む時間
いつの間にか過ぎ去る時間
なかなか進まない時間
心の奥に深く刻まれた時間
瞬くような不思議な時間

自分中心に進む時間
誰かにふり回される途切れた時間

大切な大切な残された時間


あなたの心が決める時間の速さ

少しずつ夏の匂いが朝の空気にまじりだす頃
冷蔵庫の麦茶をひと口飲んだら
まだ眠い目をしたパジャマの君を起こして
２人で海を見に行こう

時間が動き出す少し前
薄暗い空が少しずつオレンジ色のグラデーションに
点滅の信号も少し寂しそう

もうすぐ見える白い波
乱反射する朝の光に目を細めて
ゆっくり進む時間をもう少し楽しもう
ね