夜遅くまでふらふらして、
少し明るくなりかけた早朝に自分の部屋に戻ってくると、
このまま起きてたほうがいいのか、
少し寝ようか迷ったりして。

ちょっと苦めのコーヒーを飲みながら熱帯魚に餌をあげて、
窓から見えるオレンジ色の朝の空と
くすんだ赤のグラデーションに染まる
朝の雲に気をとられたりして。

夜の風を感じる交差点で
どこか淋しそうに黄色く点滅する信号機を見上げると
切なく響くタイヤの音も
優しくボクを揺らすよう

誰かが笑う声に
なぜかボクも嬉しくなれる

宇宙が透けて見えそうなくらい
薄く澄んだ爽やかな空
風も心地よくて気持ちいいから
誰かを誘って出かけましょう

窓を開けて
吸い込む空気も
秋の匂いに包まれる

ちょっと切ないボクの午後

弱さが心を支配して
前向きに物事を考えられなくなるとき
君が教えてくれた優しさと
一緒に育んだ時間を思い出そう

気ままな雲がわがままな風に流される
透きとおった夕方の空は
まるでボクを見つめる君のよう

少し寒い朝も、吹く風が心地よい夕方も
町並を横目にゆっくり走る時間が好き。
目標はきれいな空。

ひとときも躊躇わず変化する色。
明日の空が待ち遠しくて。

少しずつゆっくり動く灰色の雲にも
やわらかな光をぼんやり照らし
ジンライムのように夜を彩る

秋の夜長を演出するように
草を揺らす虫の声

このまま朝までこうしていたい
言葉はいらない
このまま２人で