いつも見ているなにげない風景も
夕焼けのやさしいあかねに包みこまれたら
絵本を開く子供のような
笑顔が光る穏やかな時間

細く風に身を任せた気ままな雲は
赤く頬を染めながら
明日の空を待っている

乾いた秋の風にも
やわらかな色が似合う頃
信号の点滅に照らされて
笑顔を思い出す交差点
誰もが優しくなれる交差点

窓から見える薄い水色の空に
なぜか懐かしさを感じてしまう
そんなゆっくりな時間を楽しむ週末の午後は
風に揺れるパキラの緑に促されるように
短い手紙を書き綴る
見えない誰かに届くかな。。。

静かな夜の
澄んだ空気を微かに響かす
小さな虫の小さな声に
ボクの心もふるえてる

夜風が奏でる
星の歌に
一人で乾杯しています。

仲良く笑って過ごす時間も
意地を張りあって歯向かう時間も
思い出してはにかむ時間も
いつも一緒にいる時間

時間が繋ぐ過去と未来に
見えない窓のガラスを開けて
ひとりで風を感じてる

気ままな雲を辿っていけば
忘れてたあの頃の夢がよみがえる

飛行機雲が線路のように
向こうの空に時間を運ぶ

夜の海は不思議な世界
打ち寄せる波が奏でる静かなリズムは
ボクを闇に吸い込む地球の鼓動

このままゆっくり
ゆっくり一人

新しいページを開く瞬間に感じるあの香を
今日も忘れてないんだね
覚えてきたことなんて
ほんの少しのことだから
大切なのはこれからだよ

見えないけれど
なにか感じる
それが大切なんだよ

空よりも高いところなんて。。。
手が届くはずもないところを
信じていたいね、いつまでも

俺自身かどうかを忘れたら、ダメダメダメ
いつも周りに捉われることのない
生き方をしたいだけ