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from: eriyaさん
2009年12月31日 21時44分15秒
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ドル円
[ニューヨーク 30日 ロイター] 30日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが主要通貨に対して上昇。年末を控えドル買いが膨らんだことに加え、米シカゴ地区購買部協会の12月の景気指数が予想を大幅に超えて改善し、米経済が回復に向け安定的に推移していることが示されたことで、ドルは対円では3カ月半ぶりの高値をつけた。
ただ年末年始を控え、取引は閑散。日本の金融市場は31日と1月1日が休場、米国と欧州の金融市場も1月1日は休場となる。
UBS(コネチカット州)のシニア外為ストラテジスト、アメリア・ボルドー氏は「年末に向けた調整が入り、ファンドマネジャーの間ではポートフォリオを閉じる動きが出ていたため、この日の取引レンジ幅はそれなりに広かった」と指摘。また「米経済が回復しているとの見方が広がっており、今月は堅調な米経済統計がドル支援要因となっていた」と述べた。
同氏は米経済の先行きを占う上で、1月8日発表の12月の米雇用統計が重要になってくるとしている。11月の統計では非農業部門雇用者数が1万1000人減と、減少幅が予想を下回り2年ぶりの低水準となった。一部エコノミストの間からは、雇用者数は来年第1・四半期中には増加に転じるとの観測も出ている。
ロイターのデータによると、ドル/円は一時9月8日以来の高値となる92.77円に上昇。取引終盤は0.5%高の92.42円で推移している。
格付け機関のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が、日本が政策措置を通じて債務を安定させ、いずれ段階的に軽減することができなければ「AA」の信用格付けを引き下げる可能性があるとしたことで、日本の財務状態への懸念が台頭。円の圧迫要因となった。
12月のドルの対円での上昇率は30日時点で7.1%。月間上昇率としては2月以来の大きさとなる見込み。年初からの上昇率は2.1%。
ユーロ/ドルは0.2%安の1.4326ドル。一時1週間ぶりの安値に下落した。
英ポンドは、英国の財政赤字問題がクローズアップされ、一時は対ドルで2カ月半ぶりの安値をつけた。しかしその後は持ち直し、ポンド/ドルは1.6064ドルと、1%以上高い水準で推移している。アナリストはこの日の英ポンドの動きについて、年末特有の動きが薄商いにより拡大されたものとしている。
主要6通貨に対するICEフューチャーズUS(旧ニューヨーク商品取引所)のドル指数は0.1%上昇の77.897。月初からは4.2%上昇しており、月間上昇率は2月以来の高さとなる見通し。ただ、年初からは4%下落している。
来年の見通しについて、多くのアナリストは、少なくとも第1・四半期はドルに優勢との見方をしている。1月に発表される米経済統計は、経済が堅調に推移していたとみられる今年第4・四半期のものだからだ。CIBCはリサーチノートで「堅調な経済統計がドル支援要因となるという通常の状態に予想通りに戻った場合、来月あたりにはドルに有利な調整がさらに続く余地がでてくる」と述べた。
ドル/円 終値 92.43/47
始値 92.33/35
前営業日終値 92.02/05
ユーロ/ドル 終値 1.4337/40
始値 1.4339/41
前営業日終値 1.4354/57-
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