マーケットコメント
[マーケットコメント]
*10:25JST 米国株は下落、GDP好感もハイテクセクターに売り広がる
　米国株式相場は下落。ダウ平均は53.13ドル安の10067.33、ナスダックは31.65ポイ
ント安の2147.35で取引を終了した。10-12月期GDPが前期比年率5.7％増と事前予想を
上回ったことで朝方は上昇して始まった。しかし、ハイテク企業の決算内容や見通し
が嫌気され、引けにかけて下落に転じる展開となった。セクター別では、食品・生活
必需品小売りやメディアが上昇する一方で、自動車や半導体が下落。小売り最大手の
ウォルマート(WMT)は、ゴールドマンサックスの投資判断引き上げを受けて上昇。一
方でマイクロソフト(MSFT)は財務責任者が「Windows7」の企業需要に慎重な見方を示
したことで売られた。フラッシュメモリのサンディスク(SNDK)は売上げ見通しが一部
アナリスト予想を下回り急落した。ダウ構成銘柄ではデュポン(DD)がデンマークの企
業と合弁で、商業利用可能な規模のトウモロコシからエタノールを精製する工場の建
設計画を明らかにして上昇。ハイテクセクターの下落が目立っており、ハイテク銘柄
の多いナスダック総合指数は年初来5％を超す下落となっている。
《TM》
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