東京電力<9501.T>が３０日引け後に、１１年３月期業績見通しを発表した。売上高５兆３３００億円（前期比６．３％増）、営業利益１６００億円（同４３．７％減）、純利益１００億円（同９２．５％減）を見込んでいる。売上高は販売電力量の増加や原油価格上昇に伴う燃料費調整制度の影響で増加を見込む。ただ、営業利益は原油価格上昇による燃料費の増加が影響し、燃料費調整制度による値上げではカバーできない見通し。純利益は「資産除去債務に関する会計基準」の適用に伴う特別損失の計上を見込むため、大幅に減少する予想。
　１０年３月期決算は、売上高５兆１６２億５７００万円（前期比１４．８％減）、営業利益２８４４億４３００万円（同４．２倍）、最終損益１３３７億７５００万円の黒字（前期は８４５億１８００万円の赤字）だった。
　終値は４円高の２３５７円。

［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］
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