9時18分配信 サーチナ

　任天堂 <7974> が寄り付き直後に730円安（6．1％安）の1万1220円まで下落した。24日引け後、13年3月期の連結決算を発表。前期実績が1月に下方修正した水準をさらに下回ったことで失望売りが殺到している。

　売上高は前期比1．9％減の6354億2200万円、営業赤字は364億1000万円（前期は373億2000万円の赤字）に縮小、最終損益は70億9900万円の黒字（同432億400万円の赤字）に転じたが、1月の時点では、売上高6700億円、営業赤字200億円を見込んでいた。前年度は「ニンテンドー3DS」が1395万台（1月の時点で会社計画は1500万台）「Wii　U」が345万台（同400万台）を販売したが、それぞれ見込みに届かなかった。



　今期は売上高9200億円（前期比44．8％増）、営業利益1000億円、純利益550億円を見込むものの、市場の反応は限定的。今年度の販売目標は、3DSが1800万台、WiiUが900万台などとなっている。年間配当は260円（前期は期末一括で100円）を計画した。前提為替レートは1ドル＝90円、1ユーロ＝120円。（編集担当：宮川子平）