6時00分配信 フィスコ

米国株式相場は上昇。ダウ平均は18.67ドル高の15470.52、ナスダックは11.50ポイント高の3610.00で取引を終了した。主要企業決算が予想を上回ったことや、バーナンキFRB議長が議会証言で量的緩和の縮小は米国の経済動向次第との考えを示したことが好感され、買いが先行。地区連銀経済報告(通称ベージュブック)でも、各地域で緩やかに経済の拡大が続いたとの認識が示されたことが支援材料となった。一方で6月住宅着工件数が予想を下回ったことで上値も限られた。セクター別では、素材や自動車・自動車部品が上昇する一方で消費者・サービスや耐久消費財・アパレルが下落した。

銀行大手のバンク・オブ・アメリカ(BAC)が予想を上回る決算を発表して上昇。検索大手のヤフー(YHOO)は決算で24％の株式を保有する中国アリババの業績が急拡大しており、同社の株式公開への期待から急騰。一方で建設機械のキャタピラー(CAT)は著名ヘッジファンドマネージャーが売り推奨を行ったことで下落した。玩具メーカーのマテル(MAT)は冴えない決算を発表して軟調推移となった。

マーケット終了後に半導体のインテル(INTC)やオークションサイトのイーベイ(EBAY)が発表した決算は、利益は予想に一致したものの、売上高が予想を下回り時間外取引で下落して推移している。

《KG》