6時35分配信 時事通信

　【シドニー時事】10日のシドニー外国為替市場の円相場は現地時間午前8時半現在、1米ドル＝103円30～40銭（前日のニューヨーク市場午後4時時点は103円25～35銭）で取引された。前週末の強い米雇用統計を背景に量的緩和の早期縮小観測が強まり、引き続き円安・米ドル高基調が続いている。
　豪ドルは対米ドルでは1豪ドル＝0．9100～9110米ドル、対円は94円00～10銭で始まった。米雇用統計や中国貿易統計を受けて世界経済の先行きについて楽観論が浮上し、豪ドルなど資源国通貨が買われている。
　ニュージーランド（NZ）ドルは、対米ドルでは1NZドル＝0．8275～8285米ドル、対円は85円50～60銭で取引された。NZ経済の好調さをみてNZドルが対豪ドルで買われ、オーバーナイトで一時、約5年ぶり高値となる0．9131豪ドルを付けた。
　ユーロは、対米ドルで1ユーロ＝1．3730～3740米ドル、対円では141円90銭～142円00銭。（了）