12月14日（土）16時49分配信 フィスコ

豪ドルは下落。豪準備銀行（中央銀行）のスティーブンス総裁は豪紙との会見で、豪ドル相場は1豪ドル＝0.85米ドル程度が望ましい水準との見方を示した。豪ドルは0.90米ドル台で推移していたが、総裁の見解が報じられた後に豪ドルは対米ドルで急落し、この影響で豪ドルの対円レートは反落した。

取引レンジは91円79銭-94円23銭。

今後の豪ドルの上値は重いままか。11月の豪失業率は市場予想と一致したが、雇用環境の改善を明確に示唆する内容ではなかった。豪準備銀行（中央銀行）総裁は、1豪ドルは0.85米ドルが望ましい水準との見解を表明しており、為替介入に対する警戒感は残されている。米量的緩和策の縮小が先送りされた場合でもリスク選好的な豪ドル買い・円売りが大きく広がる状況ではないとみられる。

■発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
17日：豪準備銀行12月定例理事会議事録公表

予想レンジ：91円00銭-94円00銭

《FA》