6時42分配信 時事通信

【シドニー時事】週末21日のシドニー外国為替市場の円相場は現地時間午前8時半現在、1米ドル＝118円00～10銭（前日同時刻は117円95銭～118円05銭）で始まった。前日の東京市場で119円台目前まで下落したが、その後は新規失業保険申請などの弱い米指標を眺め、118円前後まで戻した。
豪ドルは、10月の米消費者物価指数（CPI）が前年同期比1．7％上昇にとどまったことなどに反応し、対米ドルで0．86米ドル台を回復した。インフレ率の低さをみて、利上げが予想より遠のいたとの観測も浮上し、米ドル売り・豪ドル買いにつながったもようだ。
1豪ドル＝0．8625～8635米ドル（前日同時刻は0．8610～8620米ドル）、対円は101円80～90銭（同101円65～75銭）で始まった。
ニュージーランド・ドルは、1NZドル＝0．7870～7880米ドル（同0．7855～7865米ドル）、対円は92円85～95銭（同92円70～80銭）となった。
NZドルは、乳製品相場低迷を主因に7月に付けた高値から1割超下落している。テクニカル的に「売られ過ぎ」との指摘があり、NZドル買いが誘われている。
ユーロは、1ユーロ＝1．2540～2550米ドル（同1．2545～2555米ドル）、対円は148円00～10銭（同148円05～15銭）で取引された。（了）