「藍より青し」を読んでみた。

　以前アニメ化した時ちょろっとだけ観た記憶があるが、興味はありつつも読んでなかったんよ。

　14巻だけは新刊で出た当時買っておいたんだけどね。

　フィギュア付きだったから＾＾

　大学生が主人公のラブコメなのだが、なんつーか、ううむ。

　絵が下手でキャラデザイン（特に目）がおいらの好みでないのは、まぁ、大した問題でもないから置いておくとして。

　大学生が主人公なのに中高生レベルのラブコメやってるのがどうもね。

　もちろん大学生（やそれ以上の年齢）でもウブな人はいくらでもいるんだろうけど、中高生が主人公のありがちなラブコメとまったく同じ展開ってのは、なぁ。

　しかもキャラの立たせ方が安直だし。

　ティナ（外人さん）なんて、破天荒キャラの失敗例そのもので、見ていてイライラするっす。

　てゆうか、勝手にペットを買ってきて「飼いたい」「いえダメです」みたいなエピソードは、小学生レベルじゃろ。

　と、まぁ、これが第3巻あたりまで読んだ時点での感想なのだが、その後、途中から徐々にマトモになってる。

　結局のところ、最後まで読めば主人公（とその周辺）の年齢設定も納得できるし、絵は上手くなってないけど妙な形のタレ目も直ってるし、全体の構成や各話のシナリオはイマイチだが読み終わった後で「時間を無駄にしたなぁ・・・」と思えるほどヒドイ作品でもなかったっす。

　設定やストーリーを再構成してドラマか実写映画ってのも観てみたいかな。

　それだけのポテンシャルはあるが作者がそれを生かしきれてない、ように思えるっす。