今さらだが『13F』を観てみたっす。

　http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=126

　１０年以上前の作品っすね。

　仮想現実サスペンスでいいのかな。

　仮想世界を構築した会社の社長が殺され、殺人の容疑をきせられた主人公が現実と仮想世界を行き来して事件の真相を探るうちに、社長が伝えようとしていたメッセージの真の意味に気づく。

　状況が二転三転ってのはサスペンスの基本というか、物語の基本だけど、異世界モノであり、さらに人工的に作られたバーチャル世界の住人が現実（←作品世界のね）の人間をモデルにして作られているので犯人探し的な視点で観てると必ずミスリードされてしまうっす。

　映像も綺麗だし、仮想現実世界に入る時のレーザーエフェクト以外は安っぽさの無い出来で、とても楽しめた作品でした。

　唯一の「アレレ？」な点は、タイトルの 13F かな。

　装置のあるラボが会社ビルの１３階にあるからなのだそうだけど、ストーリーとか設定とかには装置が１３階にあることに何らかの意味があるようなセリフや演出は一切無いんよ。

　ああ、あとね、終盤のメロドラマは見ていてむずがゆくなるので要注意っす＾＾：