http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101028-00000092-jij-int

この記事自体に問題は無い。
中国がスーパーコンピュータの分野で世界一を取ることは、それほどの難事ではない。現在のスーパーコンピュータは高性能のCPUを集積させて作る手段が主流だ。

基礎技術を世界中から集め、資金を投入すれば実現可能なことなのだ。

問題は、ここに至るまで、民主党が中国へのODAを仕分けしようとしないことだ。

自民党も同罪と言えるが、宇宙船を作り、莫大な軍事費を投入し、スーパーコンピュータを持ったこの隣国が日本からの「発展途上国援助」を受けることが適切なのだろうか？

世界に向けて堂々と宣言するべきだ。

宇宙技術、コンピュータ技術が証明するように、中国が先進国の仲間入りしたことを歓迎する。

この事実に即し、日本から中国への「開発途上国援助」を終了させる。

これまでの総額はこれだけの金額である。

この援助には過去の戦争への損害賠償という意味は含まれていない。何故なら、1978年8月に結ばれた「日本国と中華人民共和国との間の平和友好条約」で中国側は賠償金請求を放棄したためだ。

この条約の交渉の過程で、日本はODA等の巨額な経済援助を約束した。

それから40年以上になる。
もはやODAはその歴史的役割を負え、惰性と妥協によって続けられているに過ぎない。

ODAを仕分けし、停止せよ。
これは民主党のマニフェストに何ら反しないはずだ。

それとも、まさかとは思うが、一部で噂されているように、民主党が中国に通じているとでも言うのだろうか？

普天間問題も、尖閣問題も、そう解釈すれば納得できてしまうのだが？