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from: 小太郎さん
2011年09月20日 11時32分42秒
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「脱原発」集会に6万人!山本太郎「命懸かっている」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110920-00000004-sph-soci
「脱原発」というスローガンに込められた気持ちは良くわかる。その上で、きちんと批判しておく。
原発に支えられているのは経団連ではない。山本太郎風に言うと、「原発による給電には我々の生活がかかっている」と言える。
一斉に原発を停止したら、当然のことながら停電が起こる。この夏の節電だけでも、たいへんな数の人が影響を蒙っているのだ。おそらく、(原発に限らず、)発電所があと1、2箇所止まれば停電は現実のものになっていただろう。
そして本当に停電になったら、熱中症による死者は今年記録した死者数の10倍を越えていただろう。子供やお年寄りなど、弱者が最初に犠牲になるのだ。死が、事故の結果ではなく、平和な日常の風景に織り込まれてしまうのだ。
また、暗い夜道は犯罪を助長する怖れもある。監視カメラで犯人を特定できた、若い女性が被害にあった事件も記憶に残っているはずだ。この事件が迷宮入りしても良かったのだろうか?
停電は生活のあらゆる局面に影響を与える。生命の危機をもたらし、鮮魚は消費者に届かなくなり、物が作れなくなり、買えなくなる。まさか、デモの主催者がそんな事態を望んでいる訳ではないだろう。
原発を一斉に停止したら何が起こるのか? をきちんと想像してもらいたいものだ。
原発の廃止には代替となる発電手段の整備が必須となる。そしてそれにはまだまだ時間がかかる。個人的にはざっと二十年はかかるだろうと見ている。
あと二十年、原発と付き合っていくために原発の事故防止が最優先の課題となる。地震、津波、台風から人為的な事故まで、あらゆる可能性を想定し、対策を立て、実行する必要がある。「どうせ廃止するのだから」といってこの点を疎かにしてはならない。
代替手段の開発と事故防止を並行して進めること。これが政治が進めるべき方向だ。
そうすれば十年後には答えが出せるだろう。
「代替手段が十分に用意できたので、原発を10年かけて廃止します」という答えが出るか、あるいは「原発が真に安全になったことが立証できたので、原発による発電を継続します」という答えが出るかはわからない。
原発の一斉廃止は目指す目的以前に、ほぼ全ての日本人に不幸をもたらすだろう。-
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