暑さは相変わらずですが、空の高さは秋になってきましたね。
空、たまには見上げてますか？お疲れ様です。

早く熱帯夜から解放されたいと切に願うしゅわっちです。


京都でふらりと入った手拭い屋さん。
青々と茂る若竹が透き通った空へと伸びている様が躍動的に描かれている
手拭いが、額縁に入れられ、綺麗にディスプレイされているのに目が
留まりました。
味があっていいな〜と思いつつ金額を確認すると、手拭いは1500円程なのに
対し、額縁が8500円。

額縁、高ッ!!

メインの中身より高い外枠って。
と思いつつ、学生の頃のとある出来事をふっと思い出しました。

授業で美術館に行った時、絵画よりも額縁の豪華さに目を奪われた作品が
あり、額縁が見事だから絵が素晴らしく見えてるだけじゃないの？と
先生に言ったら
「額縁は、人で言うところの服と同じですからね。素晴らしい絵には、
　それに見合った額で縁取らなければ」なんつー事を言われました。

その当時からすでにひん曲がっていた性格の私は、すかさず
「中身が立派だったら、例えボロい額縁でも素晴らしく見える物じゃ
ないんですか」と反論したんですが、それに対して返ってきたのは、
「本当に素晴らしい物でしたらね」と言う意地悪い笑みと
「と、言う訳で、しゅわっち(もちろん呼ばれたのは本名)、美術部に
入りませんか？」という脈絡のない勧誘。
気持ちが顔に出まくる私の「？」を読んだのか、「入部してくれたら、
ゴージャスな額縁を貸してあげますよ」と言ってニッコリ笑ったあの顔は
忘れませんな。

「まあ、確かに馬子にも衣装な絵画もありますね」
と言う先生を見上げながら、
こんのチョビ髭オヤジが〜！と思ったのが、まるで昨日の事のように
思い出されます。

え〜。。。高い額縁に対するエピソード（教師にしてやられた話）でした。