あやとり。って、懐かしくないですか？お疲れ様です。

電車内で、あやとりする親子を見かけて、懐かしさがこみ上げてきた
しゅわっちです。
しかも、毛糸は王道(？)の赤でした。小さい頃、編み物する母親の横で、
兄と遊んでたな〜懐かし〜な〜


前に実家に行った時、押し入れの奥から子どもの頃に読んだ絵本が出てきました。

内容は。。。

女の子が、動物園に行きました。
鳥が飛ぶのは空なのに、なぜかペンギンは海の中を飛ぶように泳ぐ。

疑問に思った女の子は、目が合ったペンギンに訪ねました。
「鳥なのに、どうして空を飛ばないの？」

するとペンギンは胸を張ってこう答えました。
「僕らも、昔は空を飛んでいたさ。
　だけどある日、太陽が海に潜っていく事に気付いたんだ！
　太陽は、海の中で眠るんだよ！
　だから、好奇心旺盛な僕たちは、太陽を追いかけることにしたんだ。
　水の中だから上手く息も続かなくて苦しかったけど、自慢の翼はボロボロに
なったけど」

「翼がボロボロになっちゃったら、もうお空は飛べないよ！」
女の子は悲しくなって叫びました。

「ああ、そうさ。
　でも、僕らは気にしない。
　空を飛ぶことよりも、太陽の眠る場所を見つけることの方が楽しいもの」

そう言って、ペンギンは楽しそうに笑いました。
その笑顔につられて、女の子も笑いました。

それからペンギンは、声を潜めて少女に囁きました。
「実はね、僕らはまだ、太陽の眠る場所が分からないんだ。
　だから、僕らは今も探してるのさ」
「そっか、まだ見つからないなんて、大変だね」
「違う違う、楽しくてドキドキしてるよ」
「見つけたら、その時は教えてね」
「ああ、約束だ」

そう言って、ペンギンは勢いよくザブンッと水の中へ飛んでいきました。
太陽の眠る場所を探して。

女の子は、約束を楽しみに、おうちへ帰っていきました。


さて、この絵本、果たして本当にあると思いますか？