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from: りんごさん
2010年07月24日 07時41分33秒
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保険屋から何を学んだか
保険屋の退職届は面白い
『退職兼廃業届』とあるからだ。そして営業所の人は言う
『一年は来れないけど 一年過ぎたらまた保険屋になれるから』
(爆)
保険屋は個人事業主だからな
間口はかなり広いんだ
そして
誰にでも出来る仕事ではある
保険の仕組みと
自社の商品を勉強して
あとは 自分の人脈と
会社からあてがわれた 地域と職域で
女性特有おしゃべりをミックスすればいい
おしゃべりは
世間話 その人の家族のこと そして
保険があなたにとって何故必要か?
どういう理由で必要か?
とこちら側でもっている専門知識
をミックスさせる
その際 営業色を出すのはNG
あくまで ご近所のおばさん お姉さんを装う事が大事
あとは見込みの客へ種をまき(これは金をつかい物を落すこと)
刈り取るべく 東奔西走する
その際には保険の提案書をお忘れなく。
提案書は手みやげのひとつ(笑)
提案書をつくり説明し 最後に『どうですか?』と聞くことが
成果へとつながっていく
保険屋は
ほかの会社の従業員のそれとはちょっとちがう
ちょっとどころか 痛いくらい違う
営業職員への締め付けは前後左右斜めからと非常に強力な
圧力をかけられる
個人の成果を表に棒グラフに垂れ幕に...
そして極めつけは
連帯責任にする
組織をつくりその組織がある一定の成果を出せるように
数字を設定する
組織は個人の所属している直の組織
営業部全体
誰かが成果を出せないようであれば
出せない その人に おおいなる自己反省をさせるべく
自然に圧力を掛ける
組織の成績が悪いのは貴方が契約を取らないから〜
営業部の成績が悪いのは貴方が成績を取らないから〜
と個人個人の活動の数字をB4の大きな上にこと細かく載せる
組織の成績が何故悪いのか
営業所の成績が何故悪いのかが
そのB4の表を見るだけで
特定の個人が推測できるようになっている
だれもその表をみて責めはしないが
ダメンズ社員はわかる
ここで....鈍感力のある職員は右から左にスルーできるし
鈍感力が備わっていない職員はストレスに負荷がかかり
あらゆる病気をひきおこす
典型的なのは 胃だったり 十二指腸だったり
ホルモンバランスを崩したりするのだ
もちろん出来る社員とはこの域ではない
個人をソフトな方法で攻め抜く
保険屋の営業職員を操作するやり方は
かなり高度な心理作戦、心理戦略だ。
この圧力に対抗出来るアイテムは
『鈍感力』と『勝ち気』をミックスしたような
モノが必要...
鈍感力と勝ち気さを 人より多く持っている人程
実は保険屋向きである
将棋の駒の『歩』のような立場の職員はやられるだけだが
組織をもった歩を操る役職ある職員は
歩をあやつるべくサド的にならざるを得ない
サドかさらに パワーを増すとパワハラになる構図だ。
行き過ぎると家族が訴訟をおこすほどの
大事にもなる
現に私の知っている所では 家族が訴訟をおこした
ことまであった
表沙汰にならずこの件は闇にほうむられたので
その後どうなったのかは知らない。(苦笑)
しかし このくらいキビシく徹底して
職員を管理するからこそ
すばらしい生産性を生み
ひいては社会に貢献できるのである
生温い管理体制であれば
生産性を生む事はできないし
社会にも貢献できないのはいうまでもない。
さて前置きが長くなったが
私が2年と1ヶ月 保険屋に在籍して何を学んだかであるが
第一にあげるとすれば
『行動力』
第二に
『素早さ』
第三に
『ポジティブ』
第四に
『執念』
第五に
『勝ち気』
第一の行動力について
観念からは何も生まれない
行動力のみに現実を決める種がある
常に行動。行動 行動の積み重ねによって
現実が作られるのだとか
保険屋の場合『成果』が行動の表れ。
第二の素早さについて
スピード感はどんな事に対しても大事な要素
保険屋の場合 タッチの差で 他の人に成果をもっていかれることも
しばしば タッチの差で成果をものに出来る事もある
素早い事は大事な事だ。
第三のポジティブについて
ネガティブからはなにもうまれない
現実を良い方向へ持って行く為には
常に物事を前向きに。
私の場合 これで会社を辞めました(笑)
会社側からの いろいろな圧力にポジティブ感を
維持出来なかった
結局 会社を退社兼廃業せざるを得なかったので....
第四の執念について
うちの営業所では親のお葬式のときでも
保険の仕事をしていた人がいた
彼女曰く
『こういうときでも仕事をすることが、ひいては
故人への供養になるから』
だとか
プロの保険屋というのは こうなのだ
親の介護をしつつ 保険の契約をとってくるのはあたりまえだとか
とも聞いた
第五の勝ち気について
何が起ころうとも
不動の心でいられ
さらに上を目指す勝ち気さ
保険屋では 表に出す出さないに限らず
勝ち気な者しか成果を出せなかったため。
自分には十分反省の余地有りなのです....とほほほほ
ということで 今朝はこのくらいにしておきます(笑)
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