我が家は門徒である。

禅宗は花を一対飾り水をお供えする。ご飯は山形にする。

しかし門徒は花は左側に一つ。水はあげない。ご飯が円筒形にする。

姑の実家は禅宗である。姑は我が家が門徒であるのにかかわらず、禅宗のお供えの仕方にする。それは誰に何を言われようとも変わらない。

お供えは気持ちであるからいいんだと、理解しようと努力はしているが、門徒の教えにそむく姑の行動がいまいましい。

まめにお供えをしたり、花の手入れをするのなら、まだ許せる。その水はめったに換えることなく花の茎もゴムでガッチリしばったまま、腐るまでほっとかれる。

だから、私は花のゴムをとりはらい、カットして新たな水を入れ、お供えの水は捨てる。
すると、嫌がらせのように水を入れる。

そんなに禅宗がいいのなら、宗教を替えれば？

信心あるのかないのか、ご飯もガリガリになるまでおろさない。
おろして、冷凍庫に何年もいれっぱなしにする。それを解凍してお粥で食べるのはもうあきたし姑はそのご飯を食べない。

そもそもご飯は家族が食事する直前にちょっとだけお供えして、それを仏壇の前で食べるのが供養なのだ。

だから、冷凍庫に無惨にいれられた団子とご飯は土に返すことにしている。

烏や狐がありがたくいただいていることもある。

もったいないといいながら、食べもせずに、十数年冷凍ストッカーを埋め尽くしていた姑にはたして罪はないのであろうか？