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from: ぽっぽさん
2024年01月20日 21時49分18秒
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AIと私たち8!
「AIと私たち7!」が長くなりましたので、2つ目の新聞記事は新たにこの「AIと私たち8!」でアップいたしますネ!
【AIと私たち8!】 「天然知能」のススメ 郡司ペギオ幸夫氏(数理生物学者)
ー 郡司氏の専門は生命基礎論だが、触手は哲学、複雑系、量子論、アート・・・へと及ぶ鬼才。 <郡司氏が>提唱する「天然知能」を手がかりに、「AI(人工知能)と人間」について聞いた。 ー
= 創造的な態度とり 外部にアクセス 開かれた「わたし」 =
▲AIを巡る最近の状況をどう見ているか?▼
・AIそれ自体より、「AIがあまりにも素晴らしくて、それによって世界が全て理解できる」と思い込んでしまう人が増えていることが怖い。
・昔、車が発明された時は、馬の方が色々なところを走れるから便利だという人がいたが、車が便利に使えるように道路が舗装され始めた。
そこだけが世界と思えば、車は素晴らしいという話になる。
AIがすごく役に立つというのも、そういう世界を自分で作り、その中にいる限りでのことであって、その世界に縛りつけられて従属し、使っているつもりが、使われている関係になって行く。
▲その世界から抜け出すにはどうしたらよいか?▼
・亀裂を見つけて「外部」にアクセスすることだ。
例えば「リンゴ」といえば丸くて赤い果実で、ガチガチに辞書的な意味が固まっていて亀裂はない。
だが、詩人は言葉と意味の束縛を解いて全く違う意味を見つける。
リンゴを割った断面を崖の斜面に見立てたり、土くれのような野性味を感じたり、思いもよらない意味を「外部」から招き寄せる。
・AIの世界は基本的に最適解を出すことの繰り返しだが、そういう量的な問題だけでなく、質的な転換を遂げるべきではないか。
▲<上記の記述の続きとして>そのカギが提唱している「天然知能」か?
「知覚できないが存在する外部、を受け入れる能力」と定義しているが?▼
・それは「知能」というより、想像的な態度と言った方がよいかもしれない。
一休さんが「退屈するから、屏風(びょうぶ)の中の虎を出してくれ」といったように、「外部」があるなら見せてくれと言う人もいる。
でも、外部は見せてもらうものではなくて、自ら感得するものだ。
そうやってAI的なもので敷き詰められた世界の外部と出会うのだ。
・<上記のことを>シリアスな例で言えば、自然災害の被害者の中に、加害者意識も抱く人がいる。
自然災害そのものも加害者はいないので「加害者」というラベルだけが宙に浮き、その不条理を埋めるように「私だけが生き残ってしまった」と罪の意識を背負ってしまう。
そんな「被害者であり加害者」という相矛盾した状況に身を置くなかで、混沌(こんとん)として二つの感情が脱色され、いつか癒しが訪れる場合もある。
= 想定できぬ潜在性 「わからないもの」抱えて生きる人間 =
▲AIはもっと人間に近づいてくるのか?▼
・AIに知性を実装させたいなら、データだけではだめだ。
データと現実社会との間にフィルターを挟み込めば、無際限のデータを、割ときちんと有限の形で取り込むことはできる。
▲著書に、AI時代の延長上に「あなたよりロボットの方がずっと優れた生き方ができる<ので>もう死んでもいいですよ」とあるが、絶望的な状況か?▼
・自分が出来なくても他人ができることはいくらでもあるが、「私はもう生きている価値がない」と思う必要はない。
人間には「多様性」があるから。
・多能性というのは、次の瞬間に何かが発揮させるかもしれない、そういった目に見えない潜在性というものに掛けることが本質のはずだ。
▲潜在性とは、可能性のことか?▼
・潜在性を昔から哲学者はすごく問題にしているが、<今は>それにアクセスする方法を具体的に展開する時代ではないか。
それが私が言う「天然知能的な」というやつだ。
・潜在性というものは、もう想定もできないような「外部」のものだ。
▲目に見えない「外部」、まるで霊の世界みたいだが?▼
・科学は隙なくすべてを分かろうとし、哲学は分からないものをうまく理論づけようとするが、それができなければ「敗北」だと。
自分の経験だけを世界だと見立てれば、その中で矛盾なく生きられ、整合する「真実」も計算できる。
・だがAIと違って、人間は身体がいずれ壊れて、やがて死ぬ。
死という「わからないもの」、つまり究極の外部を内に抱えているからこそ「生きている」と言える。
それが私たち人間の知性だということを忘れてはいけない。
・・・フワァ~! 難しいですねぇ!(/Д`)
究極のところやはり大きな課題は「死」ですよね。。。フッ!-
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