皆さん、こんにちは！
今日のことは別のトピックといたしまして、偶然（？）にも登山リーダーから頂きました新聞記事と我が家が取っています新聞記事の両方に「日本人」について書かれていましたのでご紹介を。。。

【「日本人」を決めるのは／日本人の祖先　３系統か】　
＝　日本人のルーツ　＝　　ネットより
２つの記事をご紹介する前に、ネットから「日本人のルーツ」を検索しますと。。。
『「3つの異なる文化系統」
日本列島にホモ・サピエンスがやってきたのは約4万年前。
二重構造モデルでは、彼らが均一な形質の縄文人となって列島内に広がったと仮定されていますが、ゲノム解析によって、縄文人はさまざまな地域から入ってきた集団であり、地域によって遺伝的特徴が異なる集団が居住していたことがわかってきました。

下の図は、日本列島における3つの異なる文化系統です。
地域が違えば、歴史も文化も異なり、集団の成立過程にも大きな違いがあるのは自然なことといえるでしょう。
』・・・とあります。
日本人は単純に『当時、陸の一部だった日本に「ナウマンゾウ」などを追いかけて住み着いた「原日本人」から縄文人に進化し、大陸から弥生人が来た』といったものではなさそうですね。

＝　『「日本人」を決めるのは』　～「純粋な民族」なんてない～　＝　　福岡安則氏（社会学者）
ー　これは登山リーダーから頂いた新聞記事『「日本人」を決めるのは』からの福岡氏の記事です。　ー
・日本人杜は何かは、定義不能で問題設定そのものが虚偽だと思う。
定義可能なのは、国籍法による「日本国民」だけだ。
にもかかわらず、自分が典型的な日本人だと信じているこの国の「マジョリティー＜「多数者」・「多数派」を意味する＞」は、まるで自明であるかのような「日本人」という観念を保持している。
　＜なかなか厳しいお説でございますねェ！＞
・その概念を「血統」「文化」「国籍」の３要素で類型化すると、すべてそろった「純粋な日本人」のほか、いずれかの要素を欠く日系移民１世、帰国子女、帰化者、中国残留孤児、民族教育を受けていない在日コリナン、アイヌなどが抽出できる。
　＜ギョッとするようなお説（表現）・・・フッ！＞
・＜日本人が＞３要素の中で明らかに重視しているのが「血統」だ。
ここでいう「血統」は生物学的概念というより、「血統意識」に過ぎない。
日本列島には有史後も様々な人が渡来し混合したので、純粋な日本民族なるものは存在しない。
本格的な「日本文化」を定義することも不可能だ。
・多くの日本人はこの国にいる人々の多様な背景を見ないことにしているかのようで、在日コリアンへの扱いが典型的だ。
戦後日本の定住外国人政策は、完全な「排除」でも、権利の平等化を伴う「同化」でもなく、従属的位置に固定する「抑圧」だ。
・自分が「日本人」であることを疑ったことがない人こそ、日本人とは誰なのか、無意識の抑圧者になっていないか、自問すべきだ。
　＜なかなか手厳しいご意見ですね！＞

＝　日本人の祖先　３系統か　～「弥生と縄文」仮説に疑問（理研ゲノム分析）　＝
・現在の日本人３２００人分の「ゲノム（全遺伝情報）」の分析から、「日本人の先祖は三つの系統に分けられる可能性が高いことが分かった」と理化学研究所などのチームが＜２０２４年４月＞１７日付けの米科学誌に発表した。
従来唱えられてきた「日本人の祖先は縄文人と弥生人の２系統」という仮説に疑問を投げかける内容。
・従来の説では、狩猟民族である縄文人と弥生時代に大陸から移住した渡来人が混血したとされる。
一方で、日本人の先祖は３系統であると示唆する研究はこれまでもあったが、遺跡から出土した人骨にゲノムを解析しておりサンプルが少なかった。
　＜私は上記の「３２００人のゲノム」でも少ないのでは？と愚考いたしますが！？＞
今回、現代人のゲノムで大規模な解析ができたことで「３系統説」がより確からしくなった。
・医療機関に登録された日本人約３２００人分のゲノムの特徴を分析した結果、日本人の祖先は主に、沖縄に多い「縄文系」、関西に多く古代中国の項が周辺にいた漢民族に近い「関西系」、東北に多くさまざまな要素が混ざって詳しい由来が分からない「東北系」の三つにわけられると分かった。
・「縄文系」の遺伝情報の割合は、沖縄に次いで東北で多くて、関西では最も低かった。
「東北系」は、沖縄・宮古島の古代日本人や４～５世紀ごろの朝鮮半島の人に近い。
かつて東北に住んでいた「蝦夷（えみし）」と呼ばれる人々とも関連している可能性があるという。
・「劉暁渓上級研究員（理研）」は、「東北の言語は、地理的に離れた島根県の出雲地域の言語と似ているといわれる。
今後の分析で、朝鮮半島や大陸に近い出雲と東北の関係が見え、東北系の由来が分かったら面白い」と話す。
・・・とあります。
（「劉暁渓」・・・読み方が「？」です、カナを振って欲しいですねぇ！）

段々「日本人のルーツ」が分かって参りますよネ！
福岡氏の『「純粋な民族」なんてない』は強烈ですね。
「日本の天皇は万世一系である！」と信じておられる方がいますね。

しかし、２０１９年３月２３日のトピックに・・・
『「邪馬台国は沈んだ（大羽道弘・著）」
崇神（すじん）天皇は実在した。
和名を「ミマナイリヒコイニエ（古事記：御真杁日子印恵、日本書記：御聞城入彦五十瓊殖）」と言い「ミマナ（朝鮮半島南部）からイリ（渡来）した男王（彦）」で「北方騎馬民族」としています。』・・・と書きました。

また、先日のＴＶ番組「英雄たちの選択：千年の都ここに始まる　～桓武天皇　平安京遷都の野望～」の「桓武天皇」のお母さんは「渡来系」としています。
このように「万世一系」などありえないのでございます。
皆さん！　ゆめゆめこのような「愚説」に引っ掛からないように・・・ネ！