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  • from: ぽっぽさん

    2024年11月27日 18時12分48秒

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    米不足の先に

    【米不足の先に】  登山リーダーから頂いた今月上旬の新聞記事です!
    11月24日(日曜日)の喫茶店での「男4人衆日曜討論」で・・・
    >・そして「米の値上がり」でございました。
    >昨年の2倍近い価格になりました「米」につきましても、アレコレと4人の意見がでましたが、問題提供者から「来週の宿題にしましょう」ということで、「日曜討論」をお開きになりました。 
    >(今回も「格調高い討議内容」でございましたヨ! へへへ! o(^-^)o 
    >男衆が討論をしています間、女性陣も元気でしたよ!o(^◇^)o 
    >登山リーダーからは新聞記事(5枚)貰いましたが、その中に「米不足の先に」がありますので、この記事で「宿題完了」になるでしょうか!?\(^o^)/)
    ・・・と書きました「新聞記事」の内容を要約しましてアップ致しますネ! o(^-^)o
    (その「新聞記事」の表題がこのトピックの題名にしました「米不足の先に」でございます。
    お二人の専門家のご意見をご紹介いたします)

    = 備蓄米への認識 食い違い =  
          小川真如(まさゆき)氏 (農政調査委員会専門調査員)
    昨秋の新米は極暑で品質が劣り、良質なものから奪い合いとなった。
    外食・中食業者は年間利用分をは早めに確保・契約していたが、残る主食用米の流通在庫は例年より薄くなっていた
    そこに<今年は>夏場、台風や南海トラフ地震臨時情報などで買いだめが起きたため、スーパーのような都度発注している小売り店からは米が消えた。
    ・その状況下で<吉村>大阪府知事は8月「なぜ倉庫に眠らせたままにしておくのか」と政府に備蓄米の放出を求めたが、政府は主食用米は放出しなかった
    備蓄米の放出はあくまでも最終手段であるべきだから、私は適切な判断だったと評価している。
    備蓄米制度は1995年に、旧食糧管理法に変わって新たに制定された食糧法で誕生した。
    冷夏で大凶作となった<19>93年の「平成の米騒動」を受けて、国が最低限の食料を保障するためにできた仕組みだ。
    ・一方で、この食糧法はそれま旧食管法の下で国が管理してきた「米の生産・流通」を原則として民間に委ねる農政の大転換でもあった。
    その後、我々が質の高いお米を広く買って食べれるようになってきたのは、「米の生産・流通」が民間に委ねられたことより、農家間・産地間の競争が起きたからだ。
    ・今回の「米不足」で明らかになったのは、国民が備蓄米制度に対して抱くイメージと、実際の制度とのギャップだと思う。
    政府は備蓄米制度の趣旨について、もっと説明していくべきではないだろうか。
    ・今回のような事態に備蓄米以外で政府にできることはあるのか。
    お米には家庭や業務用で使われる「主食用米」のほかに、飼料用や輸出用などとしてつくられている「新規需要米」もある。
    国から転作促進の補助金が出ているため、普段は販売先が限定されているがこうした場合<今の米不足>は「主食用米」として売ることを認めるなど、柔軟に活用できないだろうか。

    = 増産へ 農家支える制度を =  伊藤亮司(りょうじ)氏(農業経済学者)
    ・気象条件に左右されずに安定して収穫できるように、米作りの現場では絶えず「品質改良」が進められているが、それでも米づくりは自然が相手である以上、不作による需給バランスの乱れは起き得る。
    そんな時も「米不足」になるのを防ぐには、常に多めに生産するしかない。。
    ・でもそうすると大半の年は米が余り米価が暴落してしまう。
    人口減や米離れで、国内の米の消費量は減っているからだ。
    米余り」による米価の下落は生産者を疲弊させてしまうからこそ、日本では減反が進められてきた。
    ・今、ウクライナ戦争や円安の影響もあり、小麦など輸入食材は値上がりしている。
    これから世界で人口が増えれば、食料を奪い合う局面を迎えるかもしれない。
    <だから私は「輸入に頼らず国内生産」を訴えていますが・・・>
    そんな中、米は国内でつくれて比較的安くお腹を満たせ、様々なおかずと一緒に食べることで栄養を摂取しやすい貴重な食材だ。
    ・農家にたくさん米をつくってもらえるようにするためには、国が最低価格を決めだぶついた米を責任を持って買い取る制度が必要ではないか。
    買い取った米は飼料用や海外への援助用にする。
    財政負担を伴うので国民合意が必要だが、韓国などでも同様の制度はある。
    ・遠からず、もう米を増産したくてもできない時代が来るかもしれない。
    稲作農家はこの20年間、価格低迷や機械・農薬などのコスト高により、もうかっていない。
    <米農家の>担い手は高齢化して後継者もいない
    単に大規模農家に集約すればいいわけではなく、適切な規模もやり方も、地域や農家によって異なる。
    ・農家の足もとは揺らいでいて、白米は高級品になり日本人は気楽に食べられない時代がくるかもしれない。
    そうならないようにするための施策も含め、政府は国民に米を含めた基礎食糧を安定供給し続ける責任がある。
    <その通りですよね。 「安定供給」のためには私がしょっちゅう申しております「休耕田の有効活用」を「政府主体の農業施策」として実施する必要があると思います。>

    【米の値上がりの原因】  ネット検索より「3例」をアップしました。
    『農林水産省は、コメの高値が続く理由について農協が農家に前払いする「概算金」が増えたことや、集荷業者の間でコメの確保に向けた競争が激しくなっているためだとしています。
    農林水産省では、9月下旬からスーパーなどでのコメの販売量は減少しているとしていて、今後、価格にどのように反映されるのか注視することにしています。』

    米の値段が上がっている理由は何ですか?
    2024年の米の需要増加による品薄や値上げを「令和の米騒動」とよぶこともあります。 生産量の減少に加え、需要の急激な回復や国際情勢の変化など、複雑な要因が絡み合って起こった値上げです。
    農林水産省による米の作物統計調査(収穫量類年統計)でも平成の米騒動との原因の違いを確認できます』

    「令和の米騒動」か コメ値上がり招く3つの理由
    コメの値段が上がっている。
    スーパーでは1年前と比べると2割以上高くなり、物価高の波は日本人の主食にも及んでいる。
    値上がりを招いたのは、生産調整と昨夏の猛暑、インバウンド(訪日外国人)需要の増大という3つの要因
    新米の収穫が一部地域で始まり、需給がゆるむとの期待もあるが、足元の不足感を反映して農家の出荷価格は2023年よりも高くなっている。』

    などとあります。
    やはり「米の安価で安定供給」のためには「政府主幹による休耕田の活用」が必要ではないでしょうか?

    【参考:プロフェッショナル 一粒青々、己を込める 〜米農家 関智晴〜】 NHKTV
    昨晩の午後10時からの放送で「プロフェショナル 一粒青々、己を込める 〜米農家 関智晴〜」を見ていました。
    ネットには・・・
    『幻の米がある。世界一を6度受賞し、通常の3倍以上の値をつけながら、その味を求め世界中から客が訪れる。
    生み出したのは関智晴(39)、かつてプロスノーボーダーとして活躍した異色の経歴を持つ。
    農家の長男に生まれながら農業に背を向け続けた過去。
    「いちばんやりたくない職業が農業だった」と語る男が、今農業にかける理由。
    米不足や温暖化、取り巻く状況が激変する中で「農業こそ最強」と言い切る農家の、青き革命。』
    ・・・とあります。
    番組内で「平成の米騒動」が少し紹介されたように・・・!?
    (再放送があると思いますので、是非ご覧を・・・)

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