いつも思い出してしまう

私を好いていてくれたときに抱き締めてくれた肌の温もり

ただ
それだけで

癒されていた


私なんかでいいの？


と聞く度


俺が好きだからいいの
あんまり言うと怒るよ

と


だって

それまで異性からの無条件の愛に触れることがなかった

過去に好きだった人は最後まで私を認めてはくれなかった

いつもいつも

今のｵﾏｴじゃ駄目だ

って

そういわれてた


その度
私はダメなんだって思い込んだ…


だから
今の私でいいと言ってくれた

その一言が
私の心の周りに付いた固い殻をどのくらい溶かしてくれたか

嬉しくて
ただ嬉しくて

彼の胸の中で涙を溢したあの頃に戻りたい