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from: yumiさん
2012年05月17日 11時35分54秒
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二周年記念小説『生きる』
『始まり』全ての記憶の中から「私」という者がなくなればいいのに…私はどうしようもないほど自分と言うものを見失っている生きている理由(いみ)が分からない
『始まり』
全ての記憶の中から「私」という者がなくなればいいのに…
私はどうしようもないほど自分と言うものを見失っている
生きている理由(いみ)が分からない
何で生きているのだろう?
ただ呼吸をして
ただ栄養を取って
ただ睡眠を取る
毎日、毎日同じ事の繰り返し
それは本当に生きていると言えるのだろうか?
自問自答しても、その答えは分からない
そう、分からないが答え…
私は自分の存在意義が分からなくなっていた
自分と言うものを見失っている
そして、そんな私にある出来事(転機)が訪れた
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from: yumiさん
2012年05月24日 10時59分13秒
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「二周年記念小説『生きる』」
『少年と私』
私自身は何もとりえも無いごく普通の学生だ。
生きる理由(いみ)も分からず、ただ息をして、栄養を取って、睡眠をとる、それだけを繰り返している。
人が将来、将来、といっても、私には何をしたいのか、何をなしたいのか、分からない。
人はどうして何をしたいという事を見つけるのか。
どうして、学びたいと思うのか。
私自身にはその意欲がないので分からない。
私はふっと空を見上げた。蒼い、蒼い空に何か黒いものが、見えたきがした。
目を凝らすと一人の漆黒の服を着た少年が落ちてきていた。
「……。」
私はただそれを見て、自分の目の前にそれが落ちてくるのをじっと見ていた。
「いててて…。」
痛そうに腰を摩る少年に私はただ呆れた顔をした。
「おい、何でお前助けようとしないんだよ。」
「……。」
えらそうな少年に私は聞こえない振りをする。
「……ちっ。」
少年は何故か舌打ちをして、私の腕を掴んだ。
「おい、俺が見えているんだろ。」
「……。」
私は少年の言う意味が分からず、思わず顔を顰めた。
「周りを見てみれば分かるだろう。」
少年は私の言いたい事が分かったのか、私と同じようなしかめっ面でそう言った。
そして、癪だったが少年の言うとおり周りを見渡すが、少年が落ちてきたというのに、周りはいつもと変わらない日常が流れていた。
「何で。」
「そりゃ、俺が普通の奴じゃねぇからだ。」
ようやく口を開いた私に少年は悪戯を思いついた悪がきのような顔をした。
「……。」
私は肩を竦め、そのまま行こうとするが、少年が引き止める。
「何なのよ。」
「あんたこのままじゃ、いけないぜ。」
「はぁ?」
訳が分からなかった。
少年はニヤリと笑う。
「まあ、騙されたと思ってついて来いよ。」
そう言うと突然私の目の前に真っ白な光が現れ、私と少年を飲み込んだ。
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