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from: yumiさん
2011年11月23日 12時32分31秒
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お誕生日リクエスト
明さんに贈ります。《名(?)場面童話パロディ》演目1.金の斧、銀の斧男:昌獅女神:智里(秘密ゲスト有り)2.桃太郎桃太郎:勇真犬:美波猿:涼太雉:智里
明さんに贈ります。《名(?)場面童話パロディ》
演目
1.金の斧、銀の斧
男:昌獅
女神:智里
(秘密ゲスト有り)
2.桃太郎
桃太郎:勇真
犬:美波
猿:涼太
雉:智里
鬼:昌獅
3.マッチ売りの少女(?)
少女:涼太
4.赤ずきんちゃん
赤ずきん:美波
猟師:涼太
狼:昌獅
おばあさん:友梨
5.眠り姫
姫:智里
王子:勇真
悪い魔女:友梨
良い魔女:美波
6.シンデレラ
シンデレラ:友梨
王子:昌獅
継母:智里
姉(?):美波
姉(?):涼太
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from: yumiさん
2011年12月22日 12時21分25秒
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「お誕生日リクエスト」
5《眠り姫》
友梨(ゆうり)は今現在、ピンチだった。
「お姉ちゃん、こんなもの誰が刺すと思っているの?」
「…す、すみません。」
何故か眠り姫役の智里(ちさと)が何処に隠し持っていたのか分からないが、友梨の喉元にナイフを突きつけていた。
「さてさて、どうしようかしらね……。」
クスクスと笑う智里に友梨は顔を真っ青にさせる。
「お、お話が……ずれるから、お願いだから……。」
「お姉ちゃん。」
「――っ!」
ナイフがさらに近づき、友梨はもう駄目だと目を瞑った。
「別に眠りにつかなくたって、別にお姉ちゃんを倒せばそれで、終わりよ?」
「ひっ!」
智里の目はどうやら本気のようで、友梨は本当に殺されるのではないかと冷や冷やする。
「さ〜て、どうやって料理しようかしら?」
「や、やめてっ!」
「ち、智里ちゃん、止めて、止めて。」
「智里お姉ちゃん、駄目だよ。」
あまりにも危険だと判断した王子役の勇真(ゆうま)と美波(みなみ)が必死になって智里を取り押さえた。
「何で貴方たちがいるんですか?」
「た、頼むから穏便に。」
「そうだよ、お話が滅茶苦茶だよ。」
「……。」
智里は友梨を一瞥し、友梨は金縛りにあったように指一本動かせなかった。
「ま、しょうがないわね。」
友梨はホッと息を吐き、勇真を見る。
「お話、どうしましょう……。」
「そうだね……。このまま友梨ちゃんが逃げてお仕舞い…なら、まだマシだよね。」
「わ、分かりました、全力で逃げます。」
友梨は恐怖で強張る体を叱咤して立ち上がり、ドアから逃げようとした瞬間、彼女の真横をナイフがよぎった。
「……。」
「……。」
「……。」
「逃がすと思う?」
智里の低い声に友梨は戦慄する。
「お、お願いだから命だけはっ!」
「わたしを呪った罪は重いわよ。」
「呪ってないから、呪ってないから、というか呪えませんから!」
友梨は逃げ口を探そうとするが、ドア以外の逃げ口といえば、窓しかない。しかし、ここは塔の最上階、飛び降りなど不可能だ。
「……。」
「お願いだから、見逃して。」
友梨は半泣きになりながら許しを請うた。
「……智里ちゃん、ごめん。」
勇真は智里を羽交い絞めにして、友梨に逃げるよう叫ぶ。
友梨はその隙のお陰で運よく逃げ延びたのだった。
End……?
「し、死ぬかと思った…。」
「つか、全然話しにならなかったな。」
「智里が主人公にしようとするのが間違っているし、あの子にあう童話なんて思いつかないわよ……。」
「だよな。」
「あってもかちかち山のウサギよ!」
「……。」
確かにあの容赦のなさならばお似合いのような気がして昌獅は黙り込んだ。
「次でやっと終わる。」
「無事に終わるといいな。」
この時友梨は昌獅が妖艶に微笑んでいた事に気づいていなかった。
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明、