『春の祭典』に出て来るゲーデル風マゾヒズムはスケープゴートのギャグる様に於てであるが運命共同体という丸山ワクチンには有効期限があるように地続きにみなそうとする導入部。

『火の鳥』に認められるエッシャー風サディズムはカタナインテールのザれ事の如くであるが田園学部長な目玉オヤジには賞味期限が分からないように空漠と化しちゃったフィナーレ。


「東洋の理想」を語った岡倉天心は「運命」がお気に入りであったが、「南極大陸」を奏でるＲＶＷは「田園」を自らも反復することにした。

郭公を措いて唯一２度にわたって語る雲雀は田園からの連想として～
その鳴き声は「喜びは苦しみに変わる」というThePassionのコメディタッチ。
郭公を措いて最後３度会釈して語ると描かれた八頭の顔のよう～
その鳴き声は「避けなさい、口にヤケドをします」というレクイエムのパロディー。


「鳥の仏教」から

ムリリョの乞食認める慧然“禰宜山伏”頃に書院に出る。
ベラスケスの王位認める臨済“瓜盗人”頃鳥肌の客に聴く。
エル＝グレコの興味認める南泉“花子”頃に蜘蛛の子に遣る。

かの有名な四料簡と表裏一体を為している。