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  • from: chimeさん

    2010年12月27日 18時39分48秒

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    変化と変容(書生へ諦メール)

    アモルフなるもの―rhizome―の祖型について。
     奇しくも『言葉ともの』(フーコー)適合、競合、類比、共感というコンテクスト(自活・差異・似合・一味)を以ってその有意味・既定値・過現末が語られているが、なぜこのような事になるのか、つまり人間の個性に即してどう云うこととして導かれるのか。
     意味を人間に準じて獲得してきた歴史がまずあって、有意味/無意味のカテゴリーが形成され、情報処理を呼吸のごとく行う感性を私たちはいつからか身に付けて来たと言えるであろう。
     ところが今日では思想、ドグマ等の浸透によって事実上言葉の煌きは記憶の隘路に滑り込んでしまって意味そのものが揺らぎ始めている。
    これはコミュニケーションの不透明、人間同士の交換における生な遣り取りが失われてしまっていることの証左である。つまり意味は間主観的なものとしてのみ認められる。このことが先ず第一の否定契機(axial:求不得苦)となる。
     第二の否定契機(cycle:坐臥)は既定値即ち社会の慣習法によって徳目と結び付けられた質的単位及び連関であるが、これは時に聖性と結び付けられ或は文明開化へと国家を誘って来た所の力に由来した存在の強度のことに他ならない。文化的繁栄はこの謎に満ちたネットの生動力への働き掛けに依拠して将来される訳だが、往々(circleと称して)脱中心化を招き結果人権問題を生む羽目になるのが常である。
     過現末というのは未だその土地土地に息づいている歴史的産物に他ならず、情報網の高度に発達した今日に至って猶知られざる微笑みを湛えた魔の住み処(蒼龍の窟)の謂いであるだろう。構想力がモノを言うということは当世延いては時代を超越している(第三の否定契機:flow怨憎会苦)訳で、就く次の契機と密接に結び付いている。
     第四の否定契機(periodic:行住)である条理性は五体投地的条件、即ち今日所謂環境問題としてクローズアップされ始めているものの事であると思われる。

     第一のものはプレートテクトニクス(惑星科学:生死)、第二のものは時を刻むガイア(生態学:病死)、第三のものは呼吸するもの、人間(生物学:愛別離苦)、第四のものは灰色の脳細胞(大脳生理学:五蘊成苦)を最終的なものとするが、心の拠り所(結集)足るべきものとは出来ないに違いない。

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