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おやじが走る...何かが見えてくるかな?

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公開 メンバー数:12人

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from: jogjogさん

2012年06月04日 11時28分31秒

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阿蘇カルデラスーパーマラソン完走

6/1午後1時半に阿蘇に向けて出発。八女まで出て3号線で山鹿方面へ。植木を経由して、わき道を走って大津へ。57号線に出て、後は149号線で内牧温泉へ約


6/1午後1時半に阿蘇に向けて出発。

八女まで出て3号線で山鹿方面へ。

植木を経由して、わき道を走って大津へ。

57号線に出て、後は149号線で内牧温泉へ約3時間のドライブでした。



無事事前受付を終えて打ち合わせていた駐車場に車を止めて、ライナスさんを待ちます。


5時過ぎにライナスさん登場。

早速、二人で夕食へ。

熊本名物の「だご汁、高菜めし定食」を頼んでカーボローディング。

夕食後は買出しをして、あとは駐車場で待望の泡泡です。

ここ内牧温泉はカルデラの中です。

この時点では、明日あの壁のようにそびえる外輪山を走ることが、現実味のない夢のような気がしていました。



10時ぐらいまでいろんなことを話して、楽しい時間を過しました。



明けてレース当日です。

50キロスタート地点(100キロ中間点)の波野支所へバスで移動。(バス代1500円)

11時のスタートを待ちます。

その間も、100キロのランナーが次々に走り去ります。

みんなカッコイイです。


そして子供達がたたく太鼓の音に見送られて50キロクラススタート。

大小のアップダウンがありながらも、10キロぐらいまでは爽やかな木立の中を㌔6'07ぐらいで気持ちよくライナスさんとおしゃべりしながら走ります。

しかし13キロぐらいから登りが続くようになります。

エイドでスタッフに聞くと、「今から10キロぐらい登りが続きます。」とのこと。

「えぇ〜!マジですか。」と心の中で叫びながら、顔は苦笑い…。

進むほどに斜度がきつくなってきます。

そして高度が上がるのと平行して、息も上がってきます。

ピークと思える手前にエイドが見えます。

横を走っておられる100キロのランナーの方が「あのエイドがピークである事を願いたいですね。」と。

「ホントにそうですね。」と私。

そのエイドに到着。

後はなだらかな下りだそうです。

この下りでもあえてペースを上げず、後半の足を温存することにします。

このまま内牧の平地まで下っていけるのかなぁと期待しましたが、

見事にその期待は裏切られます。

これまでの上り下りはプロローグにすぎなかったのです。


途中コースを示す矢印でわき道へ導かれます。

そこが地獄の入口でした。

32キロあたりから外輪山を一気に登る、胸をつく様な上りが眼前に広がります。

遠くまでその上りが見渡せて、絶望的な気持ちになります。

ここでついに、走る足が止まってしまいます。

とにかく、先へ進もうと気を取り直して歩き出します。

周りのほとんどのランナーも歩いています。

路面の特に斜度がきつい所にタイヤのスリップを防止するための粉がふってあります。

「なんちゅうとこを登らせるんだ!」とライナスさんと恨み言を言いながら一歩一歩登ります。

私は1キロぐらい歩いた感じでいましたが、ライナスさんに聞くと歩いたのは300メートルちょっとだということ。

少し上りの斜度がなだらかになったあたりから、また走り始めます。

しかし、ギアをローからセカンド以上に切り替えることができません。

息が完全に上がっていて、走る事自体がとてもきつい。

38キロあたりからやっと下りになります。

しかし、その下りもやっぱり地獄でした。

つづら折の下り坂で、斜度がきつい。

着地のたびに左の足首と、右足のヒザが痛い。

歩こうにも歩ける状態ではありません。ブレーキもかけられない。

下りで息が上がるなんて…。



40キロあたりで斜度が緩やかになって、やっと地獄を抜け出せます。

走りながら休憩できるぐらいのゆるい下りでその事件は起きました。

我々おじさん二人を、背のたかい抜群のプロポーションの美ジョガー二人が抜いていったのです。

すると、それまで私の横をピタリとサポートして走っていたライナスさんのペースがするすると上がっていくのです。

まるで美ジョガー二人のうしろをピタリとサポートするように…。

私は、もちろんそんな余裕はありません。

抜かれる際に、ほのかにした良い香りは逃しませんでしたが…。(^.^)

しばらくして我に帰ったライナスさんが私の横に戻ってきて、

「いやぁ、良い香りにつられて、ついつい後について行ってしまいました…。」と言い訳。(^^)v

きつい中でも笑える事件でした。(笑



42キロ地点でついに平地へ戻ってきました。

一気に応援も増えます。

地元のおじさん、おばさん、老人会の方たち…。そしてたまに若い女性。

距離感がつかめない広大な田園の中の道をただゴールを目指して足を前に出す。

とりあえず2.5キロごとのエイドを目指して走る。

43.6キロのエイドで私はゆっくり休みたかったのですが、ライナスさんが「あと6キロ、さぁ行くよ!」と激。



あと1.5キロの看板。

ちょっと前から吐き気もしてきています。

しかしもうすぐビールが飲める!とジョッキに注がれたビールの映像を頭の中に浮かべながら必死で走る。

「あの角を曲がればゴールの入口が見える!」

そして見えました。待望のゴールが。

ライナスさんと二人で同時にテープを切りました。

地元の中学生が完走メダルを首にかけてくれました。


「もう、走らなくていいんだ。休んでいいんだ。」と言い聞かせながら、ベンチに座ってしばらく呆然としていました。

我に返って、入浴券を使ってライナスさんと温泉へ。

その後ドリンク券2枚とごはん券、フルーツ券、だご汁券を使って夕食。

ドリンク券は1枚を生ビール、もう一枚を缶ビールに変えて、生ビールでライナスさんと乾杯!

もう、最高においしいビールでした。


こんなに楽しい2日間を過せたのも、ライナスさんのおかげと感謝してます。

あんなにつらかった50キロだったのに、今は楽しいことだけ心に残っています。不思議なものですね。(^.^)

日々精進してこんな楽しい時間がまた持てたらいいなと思います。

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from: jogjogさん

2012年06月04日 21時50分01秒

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「Re:Re:阿蘇カルデラスーパーマラソン完走」
kayさんありがとうございます!

なかなかキツいコースですよね。

でもその分達成感もある大会でした。

あのコースを100キロ完走できる人は、無条件に尊敬します。

kayさんが初回に出場した大会に20余年を経て我々が出場するってことに縁を感じます。


もっともっとじっくり自力をつけて次のステップへ進んでいこうかなと考えてます。

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