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from: 麗し京都スタッフさん
2010/08/17 11:19:04
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【 5/15(土)開催】葵祭・社頭の儀 観覧イベント(ランチ付)
『源氏物語』の中でも、光源氏の勇姿を一目見たいという六条の御息所の車を後ろから来た
正妻の葵の上一行が権勢を笠に来て押しぬけようとするシーンが有名な平安時代から続く葵祭。
現代での葵祭りは、雅で艶麗な女人列が人気です。
装束姿の一行を沿道から見学する「路頭の儀」が一般的な楽しみ方ですが、
今回は特別に下鴨神社楼門内にて行われる「社頭の儀」にご参列していただきました。
行列が来る前に、一の鳥居前は立ち入り禁止になります。
その前にご参加いただいた皆様は楼門内の特別席へ。
葵祭りは平安時代から変わらず、行列が下鴨神社に
到着するとただちに社頭の儀が執り行われています。
行列が一の鳥居に着くと斎王代も童女に裾を持たせて歩いて参進。
斎王代が定位置につくと一気に場が華やぎます。
天皇の代理である勅使はあらためて厳重な祓いを受けられ、
楼門に入り、剣の間で腰の剣を解かれます。
その後、勅使は内蔵使から御祭文を受け取り、
舞殿の御祭文の座に着座することから始まります。
御祭文の奉上が終わると、陪従(べいじゅう)が唱える歌につれて
馬寮使(めりょうつかい)が神馬2頭を西から東へ3回ひき回す
牽馬の儀が行われ、
陪従たちの奏楽に合わせ、舞人が舞殿に昇って優雅な東游(あずまあそび)が舞われます。
現代社会では到底想像できないような雅なひと時。
まるでタイムトリップしたような錯覚に陥ります。
やがて舞をおさめ、勅使が退下されると社頭の儀は終了します。
引き続き、糺の森の馬場で行われる走馬の儀を行った後、
行列は上賀茂神社へ向かいます。
今回ご参加いただいた皆様には、下鴨神社を後にして遅めの
ランチをお召し上がりいただくために近くの旬彩ダイニング
「葵匠」へ移動しました。
京つけものと旬の素材を生かしたランチをお楽しみいただきました。
●当日の流れ
・下鴨神社にて社頭の儀参列
・旬彩ダイニング「葵匠」にてランチ
・現地にて自由解散
●お土産
・葵祭公式ガイドブックと「緑寿庵清水」手作りの金平糖。
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