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カジュアル哲学 (続)

カジュアル哲学 (続)>掲示板

公開 メンバー数:11人

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2012年05月31日 09時45分07秒

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    適者生存の哲理 (6)

    そのときにハンマ-オ-キッドの花粉がこつち蜂にくっついて運ばれ、遠隔地のハンマ-オ-キッドの雌蘂に付いて受粉させるということになるのだ。
     このような巧妙な、こつち蜂を運びやとした受粉の仕組みどのようにして出来たのであろうか。
     「神様がお作りになった」と言えば簡単だが、そんな子ども騙しはあり得ない。
     たまたま、突然変異でもそのような花唇を持ったハンマ-オ-キッドが出来て、その種のものだけが繁殖して、厳しい砂漠という生活環境のなかで生き残ってきたと考えるのが妥当であろう。
     これが進化というもので、自力で動けない植物の適者生存の理であろう。

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2012年05月31日 09時45分06秒

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    適者生存の哲理 (6)

    そのときにハンマ-オ-キッドの花粉がこつち蜂にくっついて運ばれ、遠隔地のハンマ-オ-キッドの雌蘂に付いて受粉させるということになるのだ。
     このような巧妙な、こつち蜂を運びやとした受粉の仕組みどのようにして出来たのであろうか。
     「神様がお作りになった」と言えば簡単だが、そんな子ども騙しはあり得ない。
     たまたま、突然変異でもそのような花唇を持ったハンマ-オ-キッドが出来て、その種のものだけが繁殖して、厳しい砂漠という生活環境のなかで生き残ってきたと考えるのが妥当であろう。
     これが進化というもので、自力で動けない植物の適者生存の理であろう。

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2012年05月30日 07時38分42秒

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    適者生存の哲理 (5)

     それは、自力で行動できるかどうかによっても違う。植物は自力では動けないが、それなりの環境適応が出来た種が生き残っている。その例をあげてみよう。
    1ハンマ-オ-キッド
     オ-ストラリアの砂漠地帯に生えている蘭の一種である。植物が繁殖するためには、花粉を運んでくれる昆虫が来てくれる必要があるが、砂漠だから昆虫が少ない。
     「こつち蜂」という蜂がいるがなかなか来てくれない。ところが、このハンマ-オ-キッドには奇妙な特性がある。それは花びらの一部がこつち蜂の雌に似ているのである。
     雌を抱いて空中で飛びながら交尾をする習性を持つ、こつち蜂はこの花びらを雌と勘違いして抱いて飛ぶのだ。

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2012年05月29日 07時05分32秒

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    適者生存の哲理 (4)

    2適応障害は、心理社会的なストレスが原因であるに対して、劣性適応能力はこの種のストレス適応ではなく、自然環境変化に関係するものであること
    3適応障害は、比較的に短期間で急激に起きるが、劣勢適応能力による問題は長期間かけて徐々に起きること
    4適応障害は、その原因環境を取り除くことによって治癒するが、劣性適応能力は可逆性がないこと
     つまり、この両者は、言葉は似ているが、原因も症状も全く違うものでなのである。
     このことを理解してもらった上で、ここでは劣性適応能力の問題を論ずることにする。
    ・適応反応にもいろいろある

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2012年05月28日 09時28分35秒

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    適者生存の哲理 (3)

     このような生活環境変化に対する適応能力が劣っていることと、心療内科系の病気である「適応障害」とは違う。
     「適応障害」という病気は皇太子妃雅子妃殿下がこのご病気ということで有名になったものである。
     この病気は、急な生活環境の変化に気持ちがついてゆけなくなって、つまり、適応してゆけないで、情緒不安定になるという病気である。
     この「適応障害」と上述の「環境に適応する力が劣っている」場合とを区別するために、後者を「劣性適応能力」と名付けておこう。
     この両者の違いは、次の点にある。
    1適応障害は社会環境の急な変化に関係すものであるに対して、劣性適応能力は自然環境の変化に関係すること。

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2012年05月27日 08時45分46秒

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    適者生存の哲理 (2)

     人間以外の生物には、衣はないから、餌とすみかとなろう。
     餌が充分に取れること、気象条件が適していると、巣やすみかが造れること、外的から身を守れること、子孫を産み育てられることなどが条件となろう。
     これらの条件は、固定していものではない。短期的、長期的に変化するものである。短期的な変化は、その年の気象条件による変動とか地震、火山活動など天災によるものである。長期的変化は、地殻変動、太陽活動の周期に基づく、寒冷期、温暖期の変化、動植物の自然の盛衰などがあろう。
     適者生存とは、こうした条件変化による生物の生活環境変化に自己を対応させてゆけることである。この能力が劣るものは自然に淘汰されるのである。

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2012年05月26日 10時43分09秒

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    適者生存の哲理 (1)

     「適者生存」という言葉は、社会進化論を提唱したハ-バ-ト・スペンサ-が1864年にその著「PINCIPAL OF THE BIOGLOGY」で使った概念である。同様な考え方を持っていたダ-ウィンは「自然適応」という言葉を使っていたが、「適者生存」のほうが適切だと思い、「種の起源」の第6版からは、この言葉に変えたのである。
     「適者生存」とは、それぞれの生物の生活環境に適応できたものだけが生き残ってゆけるのだ、という意味である。
     その生物が適応するるとは、自分が生き残るだけでなく、子孫を残してゆけるということだが、そのために適応すべき対象はいろいろある。
     その基本は、人間でいえば、衣、食、住の条件であろう。
     

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2012年05月24日 06時30分27秒

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    夫婦喧嘩の真理 (16)

     美人であり、気の強い才媛である阿木だし、宇崎はお酒は一滴もダメ、阿木は無類のお酒好きときているから、阿木は我が侭一杯に振舞うに決まっている。
    だからこそ、宇崎は、夫婦円満のコツを聞かれて、「我慢、我慢、我慢」と同じ言葉を三回も繰り返して強調したのであろう。
     つまり、宇崎が阿木に譲って、我慢を重ねて、文句も言わずに、阿木に我が侭一杯にさせているからこそ、うまくいっているのだと言いたいのであろうと思う。
     嫌いな面もあるが、好きな面の方が多いから一緒に居たいのだから、それで良いのである。
     こんな女は嫌だ、分れてると言っても所詮は同じだ。他の女と一緒になっても、別の面でおなじようなことになるのは目に見えているからである。だったら、このまま一緒にやっていく方が賢明というものである。

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2012年05月23日 08時55分02秒

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    夫婦喧嘩の真理 (15)

     菊池寛はこう述べている。
     「違った性格を持った二人がどこまで相手に順応できるか、歩み寄れるるように努力するかが夫婦の生活であるが、自分から相手に順応しようとせず、何がなんでも、相手にこちらへ来いと歩み寄りを強制する夫が悪夫であり、妻が悪妻と呼ばれるのである」
     その通りであるが、この場合歩み寄ろうとする雅量を持たねばならないのは夫の方であろう。女が歩み寄る場合は何か心に引っかかりを残したままの場合が多く、それは将来禍根を招くもとになる場合が少なくないからである。これは両性の性の違いによるものである。
     歌手、作曲家の宇崎竜童と作詞家の阿木耀子の夫婦は、おしどり夫婦と言われているが、そのコツについて、宇崎は「ただ、我慢、我慢、我慢ですよ」と言っている。

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2012年05月22日 06時57分19秒

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    夫婦喧嘩の真理 (14)

     夫婦はお互いに相手を知り尽くしているようなつもりでいるが、そのような理解度は意外に浅いのである。喧嘩している言い合いのやりとりなかで「自分のことをこんな風に受け取っていたのか」「何も分っていなかったんだ」「ひどい誤解をされていのだ」と改めて思い知らされることが少なくないことも事実である。
     それは夫婦喧嘩の唯一のプラス面であろうと思う。喧嘩をしなかったら、分からないまま過ごしていたことになろうからである。
     夫婦喧嘩のプラス面はこんなところで、他には何のプラスもない。一時的にせよ、不愉快な思いをさせられたことはマイナスである。
     お互いに嫌だと思うことは改めりば良い。それも夫婦のどちらか、度量の大きいほうがやればよい。それは大抵夫のほうになるであろう。妻がやれば、誠に良く出来た奥さんと評価されることになるのである。

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