１事務的なミス
　これはいろいろある。名前の読み違え、記入ミス、同姓同名の取り違え、などいくつもあろうが、問題はそれをきちんと確認チェックすることを怠ったことである
２手書台帳からコンビュ－タ－への移し変え時のミス
　年金制度が出来たのは１９４２年であるから、手書きの台帳から始まったもので、戦後、これをコンピュ－タ－に移し換える際にミスが発生した。これもチェック、確認がきちんとやられていなかったのであろう
３官僚が横領した
　国民年金などは、集金して徴収したこともあったようであるから、集金人が年金保険料を横領したということも考えられる
　この三つが「消えた年金」つまり、被保険者は支払っているが、本人名義のその記録がない、ということの直接の原因であろう。
　「消された年金」は厚生年金の場合である。この保険料は半分が本人負担で給与から天引き、半分が雇用者負担となっている。いずれも支払いは一括して雇用者が納付することになっている。