サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
-
from: 倭寇の末裔さん
2011/06/28 07:37:43
icon
幸福の指標はできるか (12)
しかし、長い人生行路の中で、「自分は幸せだ」と一度感じたことがない人も少ないであろう。
ショ-ペンハウエルは、「幸せと感じるのは一瞬だが、不幸せと感じる期間は長い」と述べているが、その通りである。
幸せだと特に感じない日常のなかで、たまさか「幸せだ」と感じる一瞬があるのが普通の状態だと思う。
しかし、「幸せ」と感じるかどうかは別として、その可能性ができるには、そのためのベ-スが必要である。
そのベ-スは、段階構造になっており、その段階は、三つあると思う。
第一段階は、衣食住には困らない、という段階である。つまり、生計の資を得る仕事があり、収入があるか、生活を支えるに充分な資産があるか、いずれかの条件が揃っている、ということである。
これが、「幸せ」を感じ得る、最底辺の素地である。
これだけで、「幸せ」だと思う人もいるかも知れない。ホ-ムレス生活で、ス-パ-やコンビニで、期限切れの弁当などを拾って食ってきた人が、仕事を得て、アパ-トでまともな生活ができるようになった途端には
「幸せ」を感じるかも知れない。しかしねこれは例外であろう。
普通は第一段階だけでは「幸せ」とは感じる1ことはない。
コメント: 全0件