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カジュアル哲学 (続)

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2011年08月14日 10時02分27秒

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    政党の政策の本質 (12)

     労働党は、そのばらまき社会保障の財源を得るために、極端な累進課税を行ったため、社会的活力が殺がれ、英国経済は停滞した。
     それを批判していたのが保守党で、1979年の総選挙で、保守党が圧勝し、女性としての初めての英国首相マ-ガレット・サッチャ-が誕生した。サッチャ-は、「国民の自助努力」と「福祉国家から自由主義国家への復帰」を説き、労働党の福祉政策を縮小し、経済の回復に注力した。
     1983年の総選挙に勝ったサッチャ-は、「小さな政府」を掲げて国有企業の民営化を推進した。これにより、経済成長は持続された。
     1987年の総選挙でも勝利したサッチャ-は、英国の国家主権を尊重し、EUに反対のスタンスを取った結果、ヨ-ロッパで次第に孤立化した。
     サッチャ-の命取りになったのは「コミニティチャ-ジ」と称する、いわば人頭税の導入であった。
     これが猛烈な悪評を買い、1990年に、保守党党首、首相を辞し、10年にわたったサッチャ-治政は幕を閉じたのである。

     

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