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カジュアル哲学 (続)

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2011年08月17日 09時25分17秒

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    政党の政策の本質 (15)

    労働党は、ロンドン市長選、統一地方選と相次いで敗れ、総選挙では過半数を割り込み、退陣を余儀なくされた。
     保守党は、第一党にはなったものの、過半数には達せず、第三党の自由民主党との連立政権を建て、保守党のキャメロン党首が首相に就任した。
     キャメロンの基本政策理念は、「大きな社会」つまり政府に頼らず、社会全体で社会保障活動をする、というもので、当面の目標として、GDP比11.3%の赤字を15年までに1.2%に削減するために財政緊策として、次の歳出削減策を打ち出した。
     ・児童手当の3年間凍結
     ・住宅補助の見直し
     ・医療管理コストの45%削減(医療費はそのまま)
     ・貧困層の学費補助の削減
     ・図書館、公立ユ-スセンタ-の閉鎖
     ・授業料の3倍値上げ
     ・兵士、警官、教師の給与の10%削減
     などの厳しいものである。
     11年8月に、ロンドンでの警官による黒人青年射殺事件をきっかけに、全英に飛火した暴動は、これら緊縮財政政策に起因して、まずは、移民層の解雇が行われてたことによるものと考えられている。

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