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カジュアル哲学 (続)

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2011年08月20日 11時00分50秒

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    政党の政策の本質 (18)

     アメリカが公的な年金や医療保険制度の面でヨ-ロッパや日本に遅れていることは確かだが。、全くないわけではない。
     65歳以上の人を対象とする連邦政府による医療保険制度である「メディケア」がある。低所得者を対象とする保険制度には「メディケイド」がある。公的老齢年金の制度「ソ-シャル・セキュリティ」もある。
     しかし、それらに該当しない無保険者が4000万人もいるのである。
     1773年、英国の茶税法に反対するホストン市民が、茶輸出の独占権を持つ東インド会社の茶船を襲撃して、茶を海に捨てた事件が「茶会事件」で、これがアメリカ独立のきっかけとなったと言われている。
     この「茶会事件」を模して「ティ-パ-ティ運動」と名付けたのである。
     「自分で一生懸命働いて、家を建て、子どもを育て、保険に入って健康を守るといのがアメリカの自立精神だ。何故他人の健康維持のために税金を払わねばならないのか」というのが彼らの主張である。
     このティパ-ティ-の勢いは10年に掛けて全米に広まった。ティパ-ティイコ-ル共和党ではないが、その影響力で10年の中間選挙では民主党は大敗した。
     しかし、このような政策の食い違いは例外であって、政党間の政策に差がないから、国政選挙では、有権者は、1景気、2に支持政党、3に教会で投票を決めているように思われる。

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