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  • from: 倭寇の末裔さん

    2011年08月27日 09時09分56秒

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    政党の政策の本質 (25)

    ・政党の政策の本質
     これまで、今はなくなった共産圏、自由主義圏にわたって、各国政党の政策史のようなものを見てきた。
     旧共産圏と自由主義権では、イデオロギ-が違うから、その政策が違うのは当然である。
     旧共産圏では、マルクス理論に基づく政策を強行し、自由主義圏では、その時々の景気状況や国民からの社会的サ-ビス要望などに応じて政策が選択される形になる。
     このような違いはあるが、共通的な点もいくつかある。その一つは、「現象面での共通性」である。これは四つほどある。
     その第一は、政策の振り子現象である。
     社会福祉的な政策を左、景気回復的な政策を右とすれば、政策が左右に振れることである。それは特にイギリスに典型的に見られたが、他の国も同じようなものがあった。
     これは、ある分野に力点をおいて政策を進めると、いろいろ要求が出て、その面ではよくなるが、他の分野で遅れてしまい、バランスが悪くなって見直す時期が来る、ということなのであろう。
     第二は、その政策を続けねねばならないのに、あるいは、続ける必要があるのに,打ち切られてしまう点である。その最大の理由は、指導者の交代である。
    政党が変わらなくても、首相などの指導者が変わることによって、その継続が、その必要性、有効性如何に拘わらず、打ち切られてしまうのである。

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