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from: 倭寇の末裔さん
2011/12/18 09:40:24
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自然体と平常心 (12)
こうなったら、もう手も足も出ない。自然体どころではないのである。
自然体というのは、いろいろな人生のしがらみ、束縛、制約から解き放たれて、人生の最終段階で、味わうことが許される自由なひと時あるが、それも多少のゆとりある生活資金があり、健康とそれを妨げない家庭環境に恵まれるという条件付きなのである。
このような「自然体」こそ、自分らしさを実現できる人生唯一の生活環境造りと言えよう。これが人生における「自然体」の意義であると思う。
これに対して、「平常心」は世代や年齢に関係なく、常に心の平静、安定を維持継続させようとといことだが、それは、基本的には、持って生まれた資質、性格と意識の背景によって決まるものであると思う。
だから、若い人でも、その条件を備えていれば、平常心を持っていても良いはずだが、なかなかそうはゆかない。その理由は、「自信の厚み」であろうと思う。
若ければ、当然人生経験は浅い、修羅場を潜り抜けた経験もないであろうし、地獄を見たということまもないであろう。
平常心は、「こんなことではオレは驚かない」「こんなことは経験済みで、大したことではない」という「自信の厚み」によって育まれるものだし、若いときはそれが未熟だからである。
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