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カジュアル哲学 (続)

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2012年05月30日 07時38分42秒

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    適者生存の哲理 (5)

     それは、自力で行動できるかどうかによっても違う。植物は自力では動けないが、それなりの環境適応が出来た種が生き残っている。その例をあげてみよう。
    1ハンマ-オ-キッド
     オ-ストラリアの砂漠地帯に生えている蘭の一種である。植物が繁殖するためには、花粉を運んでくれる昆虫が来てくれる必要があるが、砂漠だから昆虫が少ない。
     「こつち蜂」という蜂がいるがなかなか来てくれない。ところが、このハンマ-オ-キッドには奇妙な特性がある。それは花びらの一部がこつち蜂の雌に似ているのである。
     雌を抱いて空中で飛びながら交尾をする習性を持つ、こつち蜂はこの花びらを雌と勘違いして抱いて飛ぶのだ。

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