ブランドもののハンドバックや靴、装身具とか流行の衣装、お化粧などが、女の自己顕示の小道具になのである。
　男の場合は、一番ポピュラ－な自己顕示のやり方は、自慢話であろう。いろいろな人を捕まえて自慢話をすることである。これもあまり頻繁にやると「あいつのホラがまた始まった」と敬遠されることになり、逆効果になってしまう。
　また、聞かされた者が、成るほどと思わないような自慢話や繰り返して何度も同じことを聞かされるのでは、逆に仕事の能力を疑われたり、マンネリ感でうんざりされることにもなであろう。
　自慢話をすことが、自己顕示として成功すかどうかは、自慢話の中身、タイミングと周囲の受け取り方によって変わってくるのである。
　自己顕示の必要な職業というものがある。その最たるものは、政治家と芸能人であろう。両方ともその実力というよりも人気が決めてになる職業だからである。