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from: 倭寇の末裔さん
2013/11/23 09:41:37
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米国追随の功罪 (18)
また、「個人の業績目標」の問題は、徹底した個人主義で、仕事を選ぶ自由度が高いアメリカと、ひところ流行した小集団活動にみられるように,チ-ムワ-クを
重視し、お互いに助け合いながら、仕事をする伝統のある日本の経営風土にはそぐわないものであったのだ。
それに気付かずに、長いデフレ不況による経営への重圧をす少しでも軽くしようと、従業員に、個人の業績目標を設定させ、それを達成できなかったものは、遠まわしに辞めてもらうように圧力をかけ、人件費を減らすための方法として選択されたものであると思う。
しかし、それは前述したように、日本経営の強みであったチ-ムワ-クをなくしてしまったという形でマイナスに作用したのである。
この二つの失敗の真因は、日本の経営風土に適応していなかったからである。
日本が1980年代にバブルに浮かれていた頃、不況にあえいでいたアメリカでは、日本で成功し、高度成長を促進した経営管理手法、「カイゼン」や「小集団活動」の手法を導入しようとしたことがあった。が、それらを検討した結果米国の経営風土にはマッチしないと判断して、導入をやめたのである。
この判断は正しかったと思う。
戦後、あらゆる面で立ち遅れており、敗戦によって防衛力も失った日本が、先進国フメリカを手本としてこれに追随したのは、明治維新の西欧文化追随と同じで、当然のことであるとは思う。が、その導入が、日本の風土にマッチするか、あるいはうまく馴化されてゆくか否かの判断を誤まった追随は失敗に終わったということである。-
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