５米国の海兵隊式部隊の新設
　アメリカの海兵隊は、水陸両用の戦闘能力を持つ最精鋭部隊で、上陸作戦とそれに続く地上戦闘を行える軍隊として有名だが、安倍はこれを真似した部隊を編成しようとしている。
　これは尖閣諸島などへの中国との摩擦に対する身構えを示そうとするものであることは明らかだ。が、このような姿勢を示すのは却って中国を刺激し、尖閣諸島に対する威嚇行為を促進させることになるだけだと思う。
６武器輸出三原則の緩和
　官民ともに世界の先端をゆく日本の技術力が、各国の新しい兵器等の開発に利用されていることは知られているが、それは決して好ましいこととは思われない。
　また、平和国家として自衛のための戦争を除いて戦争放棄をしている日本が、戦争のための武器を禁輸にしてきたことは当然のことでもあると思う。
　しかし、安倍政権は、この武器禁輸法を緩和し、条件付きながら、武器輸出を認めようとしいるのだ。
　これは、平和国家としての日本の姿勢をなし崩しにするものであると言わざるを得ない。

　これら一連の右傾化政策は、日本から侵略を受けた中国や韓国から見れば、日本が戦前の軍国主義回帰を指向する動きであると映ったとしても不思議はないのである。