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from: 倭寇の末裔さん
2014/07/13 09:57:33
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孤高の居心地 (8)
・新田次郎の小説「孤高の人」
作家新田次郎の小説に「孤高の人」というのがある。
孤高というテ-マを取上げているからには、この有名な小説に触れないわけにはゆかない。
この小説は、実在の登山家、加藤文太郎をモデルに書かれたものである。
加藤は学歴は高等小学校を経て、県立工業学校の夜間部卒ながら、当時は大学卒しかなれなかった、三菱重工の前身である神戸内燃機製造会社で技師にまで登用されるほどの優秀なエンジニアであった。
新田次郎の「孤高の人」のあらましは次の通りである。
山に登ることで心の安らぎを得ていた少年、加藤は造船所に入社後も登山は続けていた。やがて彼は、雪山に挑戦するようになったが、他の登山者とは打ち解ける解けるのが苦手で、彼を受け容れてくれる他のパ-ティもなかった。
彼はその孤独に立ち向うように、単独で雪山に挑戦し、「単独行動の加藤」という不動の名をものにした。
30歳を過ぎて、両親が整えた結婚をし、人が変わったように愛想よくなった加藤は、生まれて初めて人生の楽しみを知ったのであった。
その加藤を尊敬する青年のたっての願いで、彼は生まれて初めて二人のパ-ティを組んで登山し遭難死するのである。
これが小説のあらましである。-
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