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カジュアル哲学 (続)

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2014/07/24 08:20:49

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    無思慮への警告? (1)

    ユダヤ系ドイツ人でアメリカに亡命した哲学者、アンナ・ア-レントが説いた「陳腐な悪」という考え方が、今見直されている。
     これは、彼女がナチスのユダヤ人絶滅計画の推進者であったアイヒマンの裁判を傍聴した所見から考え出された思想で、昨今頻発している,上からの命令でなされる非人道行為に対する警告として見直されているのである。その考え方を紹介し、検討してみよう。
     ・アレン・ア-レントのアイヒマン裁判の印象
     ナチスドイツの親衛隊の将校で、第二次大戦中に、保安本部秘密警察局ユダヤ人絶滅計画の実行責任者として、ユダヤ人数百万人の虐殺を指揮した男がいた。アイヒマンである。
     彼はドイツ敗戦後アルゼンチンに潜伏していたが、1960年にイスラエルの特務部門に発見され、エルサレムでま裁判で有罪となり絞首刑を執行された。
     この裁判を傍聴したア-レントは、それの報告記事を雑誌に発表した。
     そのなかで、ア-レントは、アイヒマンについて、この男は世間で言うような悪魔的な男ではなく、上からの命令に機械的に服従するだけの平凡な男だったと喝破し、そのような悪を「悪の陳腐さ」と名付けた。
     この彼女の判断は、ナチスを擁護するものだと非難されたが、そうは思わない。この裁判を傍聴した人は誰でも同様な印象を持ったであろうと思うからである。

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