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カジュアル哲学 (続)

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  • from: 倭寇の末裔さん

    2014/07/27 08:25:02

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    無思慮への警告? (3)

    官民を問わずこのような事例はある。
     このアイヒマン裁判の判決に対するア-レントの所見は次のようなものであった。
     「君が大量虐殺の道具となったのは、ひとえに君の逆境のためだったと仮定してみよう。その場合にもなお大量虐殺の政策を敢行し、それゆえ積極的に支持したという事実は変わらない。というのは、政治というの子どもの遊びではないからだ。政治においては服従と支持は同じものなのだ。そしてまさに、ユダヤ民族およびいくつかの国の国民たちとともにこの地球上に生きることを拒む-あたかも君と君の上官がこの世界に誰が住み、誰が住んではならないかを決める権利を持っているかのように-政治を君が支持し実行したからこそ、何人からも、即ち人類に属する何ものからも、君とともにこの地球上に生きたいと願うことは期待し得ないとわれわれは思う。これが君が絞首されねばならぬ、しかもその唯一の理由である」
     ひどい悪文だか、言わんとしていることは分かるし、このような立場に置かれたら、誰もがアイヒマンと同じ行動をとるであろうと推察するア-レントの考え方も分かる。
     
     また、アイヒマンが、何の罪とがもない何百万人ものユダヤ人の虐殺を指揮した責任者として断罪されたのは当然である

     このようなジェノサイトが「陳腐な悪」なのか「無思慮の結果」なのかは、後で論じることにして、その前に、法令あるいは上官の下命の下に行われた受命者の反人道的な犯罪の執行についてどう考えるべきかの問題がある。

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