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from: 倭寇の末裔さん
2014/07/30 08:58:12
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無思慮への警告 (5)
正論ではあるが、これだけでは問題が残る。
これは、そのような命令が、人間の尊厳を踏みにじるものであることを受命者が独自で判断してよいかという点である。
この命令を下す上司に対して、違法であるということを訴えても、承服されることはないであろう。上司が一旦下した命令を撤回するようなことはまず考えられないからである。
特に、絶対に混乱させてはならない軍命令であれば、それを裁判に掛けて当否を争うようなことは許されないであろう。とすると、命令を拒否する場合には、下命者が職位を賭してやるということになるのだ。
しかし、命令の内容によっては、それが人権蹂躙の犯罪的命令であるかどうか、を容易に認識できるものもある。その場合に、それを認識しながら、上司の命令に服従するのだから、その命令遂行の責任は問われまいと思って、執行した場合には執行者の責任追及は免れないことになる。
ユタヤ人に対するナチスのホロコ-ストは、まさにその事例であると思う。
アイヒマンか゛「上からの命令に従ったまでだから、無罪だ」という主張には、その前に、彼は言ったかどうかは別として、人権蹂躙の悪法であるという認識は持ってはいたが、という言葉が付くのである。-
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